考えたこと2

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伊藤蘭
伊藤蘭というと、キャンディーズのメンバー。
5年間活動して、1978年にキャンディーズが解散。引退して以降は女優業。
ぼくはキャンディーズのファンではないが、20代の頃「ランちゃん」のファンは回りにもたくさんいた。

彼女が「男はつらいよ」に出たのは1980年。25歳の時だ。
テキ屋仲間の飲んだくれの娘という役。
父親が亡くなったことを聞き、北海道で寅次郎が実家を尋ねる。
それが縁で東京に出てきて、とらやに住んでコンビニでアルバイトをしながら、定時制の高校に行くという役柄。
2代目おいちゃん役の松村達雄が、定時制高校の教師をやっていい味を出している。

旧国鉄職員の便所掃除の詩を読むシーンが印象に残る。
当時の定時制高校を描くのは、監督の山田洋次の得意分野。

ぼくより2歳上の64歳。
当然、今の若い人たちには「キャンディーズ」というのは死語だ。
でもこの時代、年をとってもファンはまだまだ生きている。
後楽園ホールでやった解散コンサートで、「普通の女の子に…」という言葉は50代後半より上の人なら、半分は知っていると思う。

それもあってか、41年ぶりに音楽活動を再開した。
5月の末にCDもリリース。
井上陽水や宇崎竜童など、そうそうたる作家陣が曲を作っている。
門あさ美の名前もあり、まだ頑張っているのか、とビックリした。

コンサートも東京、大阪でやった。
キャンディーズ時代の歌も唄ったらしい。
予想通り超満員だった。

結婚もして、子育ても終わり、女優としてもまずまずの地位を得て、余裕もできたのだろう。
もう1回、歌ってみようというマーケティング。
昔なら、懐メロになるところだが、今の64歳はまだまだ強い。
人生100年というだけのことはある。

この調子で行くと、今年還暦の山口百恵も出てくるかもしれない。
彼女は40年ぶりに趣味のキルトの写真集を出したとのこと。
こちらは、息子たちが芸能界で今ひとつ調子が悪く、その影響もあるというネットの評判。
ただ、オバサン化していて、却ってマイナスイメージになる可能性もあるから難しい。

現役の伊藤蘭と違って、返り咲きというのは難しいのかもしれない。
大物であればあるほど、イメージダウンは大きい。

でも、人生が長くなると、まだまだ80年代当時のアイドルが再登場するかもしれない。
サラリーマンの定年延長と同じことか…。


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