考えたこと2

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ヤマハのミドルギター
ミニというか、ミドルの大きさのギターをヤマハが発売した。
STORIAという商品。
ホームページを見ると、商品を弾いている写真はほとんど女性。
こないだフェンダー社の、女性をターゲットにした戦略の記事を書いたが、ヤマハもそれに追従した形だろう。

あまり小さいギターは子供用と思われるからか、大人向けのサイズ。
薄く小ぶりなサイズで弦長も20ミリほど短いだけ。
ネックは握りやすい形状になっているらしい。

フェイスブックのヤマハの宣伝コピーでは「「ギターを弾いてみたい」という気持ちに寄り添い、ギターをもっと身近なものとして感じられるような演奏性やデザインを兼ね揃えたモデル」ということが書かれていた。
ヤマハもギター人口を増やすには女性だ、とわかったようだ。

中学高校の部活でブラスバンドが流行り、男子は体育系(サッカー、野球)で女子はブラスバンドという図式になって、管楽器は女性が圧倒的に増えた。
どっちが先かはわからないが、アニメや映画(スウィングガールズなど)も後押ししたのだろう。
それまで女性はフルートやクラリネットという先入観があったが、今はサックスもトランペットもトロンボーンもホルンも女性。
男女共学の学校でも、ブラスバンドのほとんどは女子という学校ばかり。
女性の音楽進出はどんどん進んでいる。

ギターもその例外ではない。
最近意識してみているからか、ソフトケースにギターを入れてリュックのように担いでいる女子が増えた。
やっぱりギター人口を増やそうと思うと、女子なのだ。

それは楽器店に行ってもわかる。
ギター売り場のお客さんの半分以上は女性だからだ。
ぼくが行ったときには、若い女性ばかりの時もある。

ギターオタクのような店員は減って、人当たりのいい、やさしい店員が増えている。
店も対策をしているのだろう。

ギター人口は増えているのだろうか…。


| | 考えたこと | 22:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
防人
防人と書いて「さきもり」と読む。
ぼくらの世代なら、半分くらいは読めるだろう。
読めなくても「さきもり」と聞いたら、大昔に九州に派遣された海岸線を守る人や、という人は多いと思う。

勤め先で「難読漢字」というプリントを作っていて、そこに「防人」もある。
漢字の試験を受ける、という学生が来てそのプリントも渡した。
しばらくすると、「この防人というのは国防の人のことですね」というから、まあそうや、と答えた。
「さだまさしを知ってるか?」と聞くと、「知らない」とのこと。
ユーミンに続いて「さだまさし」も死語になっている。
そういえば、最近ヒットがない。

さだが歌った「防人の詩」というのは、当時は結構有名だった。
日露戦争の時の「二百三高地」の映画の主題歌。
当時、司馬遼太郎の「坂の上の雲」を読んだ人は、きっと知っているだろう。
今は「二百三高地」という言葉も知らない人が増えたと思う。

ぼくは祖母や父からだいぶ聞いた。
当時のロシア軍は中国の旅順を占領していて、二百三高地の要塞はマシンガンを装備。
そこに乃木大将が兵士を突撃させて、マシンガンで撃たれ、バタバタと死んでいったという話。
激戦地、ということになっているが、要はマシンガンで一方的にやられたと聞いた。
いくらやられても、突撃命令が出たら、突撃をするのだ。
それが当時の常識だった。

昭和の時代には、そういう映画も作られていたということだ。

そういえば、一時はさだまさしもよく聴いた。
アルバムでいうと「帰去来」「風見鶏」。
1976年、77年だから、大学生の頃だ。
曲では「転宅」「絵葉書坂」「吸い殻の風景」あたりが印象に残っている。
詩にストーリー性があるので覚えやすい。

彼は数少ないフォーク歌手という感じ。
たまにテレビでコンサートを見ることがあるが、アコースティック寄りだ。
ピアノやヴィブラフォンなどが目立っていた。

第二次大戦が風化するのだから、日露戦争も風化するに決まっている。

実際には日露戦争と防人は関係ないのだが…。



| | 考えたこと | 00:47 | comments(0) | trackbacks(0) |