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2019.06.29 Saturday
ニュースの質
昔、アサヒ芸能という週刊誌があった。
ゴシップ誌という感じで、ぼくは買ったことがない。 喫茶店や食堂などで置いてあったらチラチラ見る、という感じ。 表紙や見出しが派手で、あまり品のいい雑誌ではなかった。 年配の男性向けという感じで、女性はまず買わない(興味があっても)という類の雑誌。 そのアサヒ芸能に載っていたような記事が、今やネット上に溢れている。 特にひどいのは、ニュースアプリ。 ぼくも一つ入れているが、トップニュースのセレクションがひどい。 最初の方はまともなニュースが出ているが、ずっと下に繰っていくと、どうでもいいようなゴシップばかり。 おまけに、時々広告も入っていて、まぎらわしい。 たしかに小さな字で「広告」と書いてあるが…。 もともと、クーポン欲しさにインストールしたのだが、ニュースの通知が頻繁でついつい見てしまう。 本文を見てしまってから、自分で後悔する。 今日はあまりにひどかったから、すべての通知をオフした。 ゴシップというのは、「世間に伝えられる興味本位のうわさ話。」という意味。 そんなものどうでもいい、と思っていても、見出しをみるとついつい記事を見て、改めて「こんなもん、どうでもええやん」と思ってしまう。 誰と誰が離婚の危機とか、ひっついたとか、こんなことを言って炎上したとか、バカバカしいことばかり。 ニュースが暇つぶしになってしまう。 クーポンに釣られて、世間のみんなも、あのゴシップを見ているのだろうか。 紙のメディアの時代なら、まず手に取らなかったものでも、ネットになるとつい見てしまう。 無料というのは恐ろしい。 やっぱり人間はそういうものが本質的に好きなのだ。 今まではお金を払うということが、ハードルになっていたのだろう。 これは、気をつけないとイケナイぞ。 |
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