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2019.04.25 Thursday
80歳まで働く
人生100年時代には、80歳まで働かないといけないという。
70歳まで働けばいいかな、と思っていたから80歳は想定外だ。 まあ、ぼくはきっと寿命が短いから十分だと思うのだが…。 人それぞれだが、ぼくは長く働くにこしたことはないと思う。 人生100年の時代は、年金も広く薄くになり、稼がないと食えない時代だからだ。 でも、身体が持つかということと、自分が世の中に必要とされるのか、という2つが問題。 健康面では、外に出なくなると健康を損ねる可能性が上がる。 仕事をすると、外に出るから、それはいいことだ。 それでも、だんだんと体が弱ってくる。 気力が萎えるし、足腰も弱まる。 個人的には、80歳まではもたないと思う。 体力は必要だ。 外に出なくていい仕事もある。 これからはネットで共有したり出来るから、在宅勤務もありだ。 そういう仕事をして、プライベートで外に出ることを義務付けてもいいだろう。 個人事業主、というやつだ。 イヌをペットにして、散歩に出るという手もある。 まあ身体は大丈夫として、問題は「世の中に必要とされるか」だ。 こっちの方が大きい。 60歳または65歳まで一つの会社で働いてしまうと、なかなか次の仕事に移れないのだと思う。 ぼくの友人の一人は、60歳ですっぱり会社を辞めて、NPOで働くことを選んだ。 どうして、65歳まで再雇用の道があるのに、辞めるのかと聞かれた彼は「65歳まで働いてしまうと、次の仕事ができないと思う」と言っていた。 年齢的に60歳というのはギリギリ、という感じだ。 できれば、会社にいるとしても、70歳、80歳までの計画を立てることが必要だろう。 50歳位から、自分の仕事を考えておかないといけない。 いつまで終身雇用の定年制があるか、いつまで年功序列の賃金があるかも不透明だ。 どう考えても、働く人が減って、高齢者がどんどん増えていく社会なのだから、そんなに年金に期待するわけにはいかないだろう。 そうなると自己防衛の手段としても、自分の仕事について考えておく必要がある。 自分で世の中に必要とされる仕事をする、ということだ。 自分のスキルは何なのか。 自分の職業人生で得たものは何なのか。 そういう棚卸しをしないといけない。 昭和の時代の「一社で一生」、というモデルはもう崩れ始めている。 誰もが課長になれる時代はとうに終わった。 今や非正規社員が4割という時代。 自分が高齢者になったとき、どんなスキルを持っていたら世の中から必要とされるか、そこが難しい。 会社人生で得たものは何か。 それが技術的なものもあるだろうし、経験的なものや人的ネットワークなどもあるだろう。 それを生かして食っていく。 人生が長くなると、苦労も長くなる。 これから生きていくのは難しい。 |
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