考えたこと2

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昨日から風邪で休んでいる。
喉と鼻をやられた。喉は痛いし、鼻水もひどい。
昨日は一日、頭がボーッとして寝ていた。
今日は用事で外へ出ないといけないが、用が済めばさっさと帰る事にする。

風邪のせいかどうかはわからないが、昨日は珍しく夢を見た。
会社に入って、クレームの電話があり、それに対応する夢。
夢の中で、何度も「これは夢ではない」ということを確認していた。
そういう夢も珍しく、朝起きて覚えているのも珍しい。

実際、夢というのは、どれくらいの時間見ているものなんだろうか。
だいぶ長いこと見ていたような気もするが、時間の感覚がなくて、一瞬かもしれない。
人間の脳の酸素消費量は起きている時も、寝ている時も変わらない。
脳が眠るのではなく、体が眠るのだ。

脳は寝ている間に、起きている時に起こったことなどを整理している。
よく例えられるのは、図書館でみんなが読み散らかした本を棚に戻す、というような作業。
そんな感じで、夜中にも働いているらしい。

なぜ会社に入った頃の夢を見たのか。
なぜクレーム対応だったのか。
あまり考えても意味がない。

こないだ公認心理師のことを書いた時に驚いたが、心理分析で、今や夢を分析するなどというのは古い手法らしい。
たしかに、フロイトやユングという「夢」にこだわった人たちは1800年代の生まれ。
フロイトは無意識というものを発見した功績はあるが、古いと言われれば古い。
今や心理学史の中の人物、ということだ。

それでも、めったに見ない夢を見ると気になる。
「夢分析」でグーグル検索すると、出てくるのは「夢占い」のサイトが多い。
なるほど。
夢の分析は、占いみたいなものなのかもしれない。
それで本人が納得すれば、事は済むからなあ。

故河合隼雄がいろんな人の分析をしている。
講演録も出ている。そういうのを聞くと、夢に意味があるのだろうと思う。
筒井康隆の夢を分析をして、彼は本当は俳優の夢が捨てきれていないということを伝えた話もある。

誰でも、ちょっと本を読んで勉強すれば、夢について語れるようになる。
誰もが経験する「夢」のことだから、簡単だ。

だからといって、簡単だとは言わない。
それによって、正しい分析ができる場合もあるからだ。

でも、今はエビデンスが求められる時代。
当たるも八卦、当たらぬも八卦では、飯は食えないだろう。

夢の意味などわからないと言ってしまえばそれまでだが、それにしても気になる…。



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