考えたこと2

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スーツの将来
アメリカの金融大手、ゴールドマン・サックスがドレスコードを緩めるとのこと。
あの銀行の大手が、「クライアントの期待に反しない服装で」という注意書きをつけてはいるが、カジュアルなスタイルも許容するということらしい。
ドラマでも、アメリカの銀行員はスーツにネクタイ姿だが、それが変わる。

うちの息子たちは二人ともスーツなどめったに着ないという。
ネクタイなど、結婚式の披露宴の時くらいだ。
そんな会社が増えているらしい。

その一つの理由は、若い社員を入れたいということもある。
日本でも、アメリカでも、若者はカジュアルな格好で働ける職場環境を求めている。
リクルートスーツは仕方ないとしても、実際に働く場ではカジュアルにいきたいと思っているのだ。
それが、入社する若者を制限しているとしたら、もったいないというわけだ。

ぼくらの時代は、会社に入ったらスーツだった。
ぼくは技術系だったから、汚れてもいいように制服だったが、それでも行き帰りはスーツにネクタイ。
今考えたら、どうせ制服に着替えるのになんでスーツで行くのかとも思うが、それが社会の当たり前だった。

入社の時に、新しいスーツを親に買ってもらったことを思い出す。
うちの息子たちにもスーツを作ったが、着る機会がない。
毎日ラフな服装で会社に行けるというのは、いいことだと思う。
クリーニング代も助かるし、無理して革靴を履かなくてもいいというのはありがたい。

ぼくらの時代は、堅苦しい格好をすることがサラリーマンになるということだった。
ドレスコードというようなルールはなかったが、暗黙の了解事項。
慣れないネクタイをして毎日行ったものだ。

でも、今やアメリカで成功したビジネスマンといえば、たいがいスーツ姿ではない。
スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカバーグみたいなスタイルが多い。
そういうのに憧れるところもあるのかもしれない。

ゴールドマン・サックスも、アップルやフェイスブックに若い人を取られるのが困るのだ。

ウォール街もカジュアルなスタイルが増えてくる。
日本のメガバンクも、いつまでもたくさんの店舗を持ってはいられない。
街の姿も変わるだろう。

銀行に勤めていた友人が、銀行員はお互いに見たらわかると言っていた。
服装や身につけているもの、カバンや雰囲気などが同じニオイがするという。
それも時代ともに変わっていくのだろう。

JPモルガンも、ビジネスカジュアルでもOKになったという。
女性のCAに「メイク」をしなくてもいい、というところも出てきたらしい。

どんどん世の中は変わっていく。

またまた老兵は去りゆくのみ。





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