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2019.02.03 Sunday
古希の小田和正
小田和正のドキュメントをやっていた。
去年の古希のパーティの様子が映っていたが、小田和正と仲間の4人の古希のメンバーと一緒に壇上にいた。 実際、コンサートツアーなどの関係者に、70歳に近い人はたくさんいる。 まあ小田と同年代のスタッフがそのままやっていれば、そうなるのもうなづけるが…。 でも、古希を過ぎて全国ツアーをやるのは、やっぱりスゴイと思う。 腹筋運動を100回やったり、走ったり、ラジオ体操したりして、身体は鍛えている。 努力を積み重ねて、ツアーをしているのだ。 若い頃は簡単にできていたことも、努力しないとできなくなる。 それが年をとるということだろう。 ハイトーンを出すということには、本人はそんなに苦労していないという。 出なくなるときは、出なくなるので、それまでは出るということらしい。 毎日それを心配する生活なんだろうか…。 彼は加山雄三が80歳になってもコンサートをやっているのを、どうやって前向きな気持に持っていくのかと言っていた。 前向きな気持ちにならないと、ツアーはできないということか。 そうだろうなあ。 半年くらい続くんだから、大変だ。 コンサートの前に、ギターのメンバーと歌を確認する。 それは前々回くらいから、間違えるところを確認するためにやっているとのこと。 リハで間違えたら、自分で気をつけるから、ということだ。 観客はほとんど50代以上。 ステージも1/3くらいは50を越えているかな。 武道館のステージでは、36年前のオフコースのコンサートにも来ていた人がたくさんいて、同窓会をやってるようだと言っていた。 「毎日がアンコール!」というのが、今回のツアーの名称だったが、あれは70歳を迎えて、今の彼の人生がアンコールみたいなものだと言っているような気がする。 もう本編は終わって、「ついで」のところに入っているという感じ。 そういう思いがあるんだろうと思う。 小田和正も、だいぶ人間が丸くなった。 若い頃はとっつきにくくて、鼻持ちならないやつだったんだと思う。 本人もそう言ってるくらい。 でも、今は小田のツアーの仕事は、スタッフもアルバイトも喜んでやっている。 古希を迎える歳になって、自分でもスタッフを信用して任せられるようになった。 ツアーの最中に71歳を迎えた。 60代とは違って、70代はやっぱりシンドイという。 60代は、シンドイといっても、まだまだやれる。 でも70代は違うのだ。 ツアーの最終日。 ステージから降りてくるたびに、「歌えたなあ」といって休む。 アンコールで、次があるかどうかわからないと言いつつ、精進して努力を重ねていきます、と言った。 何万人もの人に喜んでもらえている、という実感が彼に歌わせているのだろう。 最後に「また会おうぜ」と言ってステージを降りた。 まだまだ歌ってほしい。 |
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