![]() |
2019.02.24 Sunday
ダークウェブ
健全なWebの影に隠れて、専用ソフトを使ってネットにアクセスするダークウェブというのがある。
これがサイバー犯罪に使われる。 サイバー攻撃も、ここから行われるらしい。 活動の多くは薬物、ポルノ、銃の売買など。 その他に、ウィルスの一種であるマルウェアの売買も行われるとのこと。 ただ、信頼できる人の紹介が必要になる。 信頼できるといっても普通とは逆で、「犯罪歴」を証明させるなどのことだ。 中でも、ロシア語の閉鎖的なフォーラムは難しいらしい。 ロシア人でもわからないような、犯罪者のスラングがある。 たとえば、ロシア語の「ポテト」は「盗み出したクレジットカード」の意味らしい。 そういうもので守られているから、なかなか入り込めない。 そのために、セキュリティの研究をやる人は、ロシア人を雇っているとのこと。 いったん会員になれば、いろんなものがオープン市場になっていて、比較的簡単に違法薬物などを購入できるという。 なんだか、すごい仕組みだ。 オープンで誰にでも平等に使えるインターネットが、それを使って闇取引に利用される。 その気になれば、フリーソフトを使ってダークウェブに入ることはできるだろうが、とてもやる気にはならない。 日本のヤクザも使っているのだろうか。 警視庁のサイバー犯罪課では、モニターしているんだろうと思うが…。 ヤクザにロシア語が使えるのだろうか。 通信の秘密を守るための技術が、闇取引を安全に行うための技術にもなる。 逃げる側と追いかける側は、いたちごっこなのだろう。 ネットワークを管理している側は、全ての秘密を見ることができるだろうが、これも法治国家では難しい。 もし見たとしても、それをおおっぴらにはできない。 この分野は日本は弱いと思う。 海外ではだいたいハッカーと呼ばれる人たちを捕まえて、改心した人を高給で雇ってホワイトハッカーにしたりしている。 でも、日本人はあまりそういう悪さをしないのではないか。 だからといって、ハッカーを推奨するわけにもいかないし…。 もしサイバー戦争になったら、どうするのだろう。 |
![]() |