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2019.02.15 Friday
大学改革はどうでもいい
文科省が大学改革の基本方針をまとめた。
方針は以下の4つの柱からなっている。 ・高等教育へのアクセス確保 ・大学教育の質保証・向上 ・研究力向上 ・教育研究基盤・ガバナンス強化 この内容は、新たに教育無償化の流れができて、最初の高等教育へのアクセス確保という項目が増えただけで、残りはずっと言ってきたこと。 今さらの感はあるが、これはこれでやってくれたらいいと思う。 でも、極論すれば大学改革はどうでもいいのだ。 改革すべきは初等・中等教育だ。 きっと初等、中等教育も改革しようと思っているはずなのだが、それがなかなかニュースにならない。 それは、初等・中等教育は文科省の天下りの対象にあまりならないことと、逆に主になってやるのが文科省そのものだからだ。 高等教育は所詮学校法人の仕事。 それを許認可権で監督すればいいだけだ。 大学が困れば、文科省の天下りも受け入れてくれやすい。 教育なんて、結局は積み上げであり、ピラミッド型にしか積み上がらない。 つまり、基礎がなければ、いくら上で頑張っても小さいものしかできないのだ。 ここで基礎にあたるのは、まさに小中学校の義務教育。 ここをしっかりする必要がある。 小学校ではやれ英語だ、やれプログラミングだと目先を変えることばかりやっているが、肝心の教員の資質とか教育課程の内容などちゃんと考えていない。 教員養成課程の変更など、どうなっているのか。 中学校でもイジメ、部活の問題などの影に隠れているが、英語教師の能力や、大学まで持ち越される数学の崩壊など、本当に課題は多いと思う。 こんな状態で、どうやって世界に伍してくのだろう。 大学改革などどうでもいいから、そっちをやってほしい。 その方が、投資効果が圧倒的に効果が大きいのだから。 |
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