考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< February 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 >>
+SELECTED ENTRIES
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
sonogenic
ヤマハが「SHS-500」という新しいショルダーキーボードを出した。
ソノジェニック、というシリーズ。
肩からかけて、ギターのように弾ける。

このキーボードは、楽器が弾けない人のための楽器だという。
何とも矛盾したキャッチフレーズ。
新製品の説明書きにはこうある。

「sonogenic」は、従来の楽器演奏者層と音楽リスナー層の間に位置するお客様に焦点を当てた新しいブランドです。「楽器演奏の知識やスキルはないが、聴くだけではなくもっと能動的に音楽に関わりたい」というニーズに対応し、音楽の新しい楽しみ方を提案いたします。


このキーボードは、スマホのアプリ「Chord Tracker」と連動させて、曲のコード進行を分析して、キーボードの鍵盤を押さえると、そのコードに合った音が出る仕組み。
デモ演奏をみても、それらしい音が出ている。
つまり、自分の気に入った曲をスマホに入れて、その曲に合わせてセッションができるということだ。
これが、「楽器が弾けない人の楽器」。

よくできていると思う。
音源の曲を分析するのは、理論的にはそんなに難しくない。
ルートは、ベースの音をチェックする。
いろいろと動きはあるが、小節の中で一番低い音を探せばOKだろう。

その上にどんな和音が積んであるかを調べる。
CPUが良くなったから、音を分析して和音がわかるようになった。
周波数分析して、音の高さを調べているんだと思う。
もちろん、ボーカルの音を除外するとか、リズム楽器を除外するとか、いろんな工夫はしているんだろう。
いろんな会社が同様のソフトをすでに出している。

これもスマホというデバイスを、みんなが持っているという前提。
新しい製品の形だ。
これからこういう製品が増えてくるだろう。

しかし、このシリーズ、これからまだ製品を増やしていくつもりなのだろうか。
実際、市場では受け入れられるのか、それともポシャるのか…。

難しいところだ。




| | 考えたこと | 16:20 | comments(0) | trackbacks(0) |