考えたこと2

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尊厳死保険
こないだ学生と話をしていて、新しい保険のアイデアを思いついた。
「尊厳死保険」という名称。
いろんなアンケートによると、延命治療をしたくないと思っている高齢者は7割以上いるという結果もある。
しかし、いろんな制約があって、日本では全く尊厳死というものは議論されていない。
寿命が長いことは絶対的な善だと思っているからだろう。
この保険は尊厳死を実現するためのものにしたい。

この保険に入ると、尊厳死についての自分の考えを明確にすることができる。
当然、毎年書き換えられるが、初回は対面で行う。
家族や第三者の立ち会いも認める。

そこで、保険会社の社員が聞き取りをする。
その際、現在の尊厳死に対する注意点や、どういうことが必要かをわかりやすく説明する。
高齢者相手だから、ここには力を入れたいところ。
もちろん、通常の生命保険や疾病保険も兼ねており、そこは現状通り。

要は、どういう状態になったら、どうしたいか、ということを明確にするということだ。
胃ろうはやめてほしいのか。
植物状態になったら、延命措置は打ち切ってほしいのか。
がんなどの場合は、どういう状態になったらホスピスのようなところを希望するのか。
よくわからないが、いろんなケースを想定して、決めていく。

併せて、遺言も作成すればいいと思う。
普段暮らしていると、そういうことはやりづらくなるので、こういう機会にやっておいたほうがいい。

今は後見人制度などもあるが、どうもそういう役目は知り合いには頼みづらい。
子どもたちにも、言いにくかったりする。
いざという時に、家族ともめるのも困る。
弁護士は敷居が高い。
それなら、保険サービスの一環でできないか、というのがこのアイデア。

これからは多死社会。
高齢化社会は多死社会でもある。
1億2000万人いる人口が、どんどん減っていくのだ。

頼みにくい後見人よりも、保険会社を使って、ビジネスライクにやればよい。

まあ半分冗談としても、半分は本気なのだが…。




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