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2018.05.05 Saturday
年をとるということ
GWに入って、休みが続いている。
この休みに時代劇の小説が5巻ほど進んだ。 読みだしたら、やめられない。 他にすることもないから、文庫本を読む。 ブックオフオンラインで買いだめしてあるのだ。 「居眠り磐音江戸双紙」というシリーズ。 全部で51巻ある。連休に入って7巻読んだが、まだ半分もいかない。 主人公の坂崎磐音という剣客は、スーパーマンのように強い。 1巻が5章くらいで構成されており、1章が1話読み切りという感じだ。 作者は佐伯泰英という人。 今は23巻。まだまだ楽しめそうだ。 年をとると、だんだん難しい本を読む気がしなくなる。 若い頃はそういう本も読めた。 いろんな事に興味があった。 本棚にたくさんそういう本があるが、ほとんど忘れた。 若気の至りで買った太宰治全集など、どうしようかと思う。 それも旧漢字、旧仮名遣いだから、破格の値段だった。 ほとんど新品。 ブックオフに来てもらって、見積もってもらってもいいのだが…。 この休みに子供らが帰ってきた。 次男は就職したばかりで、研修の一環で「7つの習慣」を読まされている。 ぼくも、研修で読まされたので、家にある。 時間がなくて、夜中に大急ぎで読んだのを覚えている。 ブックオフができて、古本の市場が広がった。 アマゾンの中古やブックオフオンラインでさらに入手しやすくなった。 希少性の少ない、文庫本のエンターテインメントはこういうのに向いている。 時代劇の小説など、ピッタリだ。 年をとるということは、読書本来の楽しみに戻るということなんだろう。 もちろん、知的な興味もあるにはある。 でも、もう面倒くさい。 世界や日本の社会のことなど、問題は多いと思うが、自分が頑張っても解決できない。 そんなアタリマエのことを思う。 若い頃からアタリマエだったが、若い頃はそういうことは考えない。 逆に言うと、それが若いということなんだろう。 若いということは、素晴らしい。 高齢化した日本、どんどん年寄りが増えてくる。 これはあまりヨクナイなあ、と思う。 もうちょっと頑張って、難しい本を読もうと思う自分と、いやいや、もうええやん、という自分がいる。 孔子は四十にして惑わずと言ったが、凡人は六十になっても惑う。 |
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