考えたこと2

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Google翻訳
Google翻訳は本当に賢くなった。
中学や高校の英作文や英文和訳の宿題など、これを使えばできてしまうのではないか。
昔翻訳ソフトを一度仕事で使おうとしたことがあるが、場合によっては全く意味が通じなかったり、逆の意味になってしまったりして、とても使えないものだった。

それが、最近はほとんど意味が通じる。
Google翻訳は、「2016年頃から、個々の語句の意味よりも、「語句の並びや語句の組み合わせに重きを置いて、その意味ベクトルをもとに翻訳するシステム」を採用」という記事があった。
それまでは、単語の意味をつなげていくやり方だったようだが、Googleは組み合わせに注目するシステムに変えたらしい。

意味ベクトルというのがいまいちわからないが、言葉が回りの単語で意味が決まる、というのはわかる。
たとえば、「ネジがバカになる」というのはネジの溝が潰れて使えなくなるという意味だが、こういうのが単語の意味からは出てこないものだ。
バカを文字通りに訳していては、翻訳は成り立たない。

ネジとバカの関係から、用法を推定して翻訳する、というのがGoogle翻訳だろう。
ちなみに、「ネジがバカになる」と入れたら「Screws get stupid」と訳され、まだそこまで賢くなっていなかった。

それでも、言葉にはいろんな意味があるから、それが比喩的に使われるときが一番訳しにくいところなんだろうと思う。
それは意味ベクトルとやらを使うことで、クリアできるということだ。

ちなみに、最初の文章をGoogle翻訳で英語にしたものは以下のようになった。

Google translation really got wiser.
If you use this, such as English composition of junior and senior high school or homework of Japanese translation in English, will not it be done?
I used to try to use translation software once at work, but in some cases it did not make sense at all, or it became the opposite meaning, it was something I could not use very much.

ぼくには、こんな英語らしい英語は書けない。
これが、日本語を入力したら、ほとんど秒単位で出てくる。

おそらく、多くの人がもう仕事で使っているのだと思う。
ひょっとしたら、翻訳を仕事にしている人も、第1段階ではこれを使っているのかもしれない。
さすがに、文学作品を訳するとなると、まだまだ使えないだろうが…。

本当に、翻訳の仕事は将来どうなるのだろうかと思う。
Google翻訳はAIで、自ら学んで賢くなっていく。
このまま賢くなると、意味を取り違えず、ほぼ間違いなく訳せるようになるだろう。

翻訳イヤホンも10年以内にはできるという。
たしかに、Google翻訳を見ていると、できると思える。

夢のような時代が来ようとしている。
イヤホンをつければ、意志の疎通ができるのだ。

本気で外国語を学ぶ意味を考えないといけない。



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