考えたこと2

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ニュースとは
ネコの動画は面白い。
どういう意図でネコ自身がやっているのかはわからないが、人間がそこにつけた説明とセットで見ると、面白い。
ついつい見てしまう。

フェイスブックでペットのニュースのようなサイトもフォローしているが、そこの画像もイヌよりもネコが多い。
たしか、ペットの数も日本ではネコがイヌを抜いたはず。
ネコ人気は高い。

Webのニュースの編集をやっている人が、今の若い人たちには「Webニュース」というものの意味が変わってきている、ということを言っていた。
それは、Webニュースサイトがページビュー(PV)という「そのページがどれだけ見られたか」という数字を追い求めるがあまり、取材もせずに書けるような記事が増えてきていることが原因だという。
たしかに、Web上ではそういう数字が明確に出る。
簡単にPVが取れ、広告収入が入る、ということでネコ動画が増えているということだ。

そのために、制作側の編集者が取材し、事実を集め、吟味して記事にする、という本来の役目が変化しているという。
今やPVが稼げれば構わない、という風潮。
だから、編集者は単なる記事の入稿係になってしまった。

ネコ動画はもちろんニュースではないが、そういうものが氾濫し、若い人のニュース観が変わってきているように思えるらしい。
なかでも炎上ネタなどの、「感情的なコミュニケーション」というものが増えているという。
たしかに、そういうものがニュースになるが、それは誰かが感情に任せてつぶやいたり、ブログに書いたりしたものが発端。
それを「ニュース」と呼ぶことに違和感があるという。
その通りだと思う。

炎上という行為が、感情に任せた行為であり、炎上すればするほど事実から遠のいていく。
トランプ氏が大統領になったのも、そういう感情をテレビだけでなく、ツイッターで煽った面が大きかったと思う。

本来、ニュースというのは感情を排し、事実を淡々と伝えるところから始まるものだ。
そこに、感情が追加されるのは、伝えてからのこと。
それがどんどんセンセーショナルになっていっているのは事実。
テロなどのセンセーショナルな事件が増えているのもあるだろう。
でも、地上波のワイドショーなどでは、ニュースに対してコメンテーターが偏った意見や感想を話したりして、視聴者の感情を煽っている。
ネットに負けないように、そういう動きをしているんだと思う。

こういう状態が続くと、ヨクナイ。
もっと客観的に事実を報道しないとと思う。

Webだけでなく、メディア全体に言えることだと思う。



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