考えたこと2

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2065年の自分
こないだ、人口統計の資料を見て、2065年という記事を書いた。
ぼくは2017年に60歳になったので、2065年というと生きていれば108歳になる。
万が一つにも、ぼくがその時に生きているというようなことはないと思うが、今の医療の進歩はすごい。
IPS細胞を使って臓器を作れば、それを使って生き延びることができるようになる。
細胞が死ぬというメカニズムが明らかになれば、死を遅らせることもできるかもしれない。
それと同時に、年をとっても元気でいられるような技術も出てくるかもしれない。

そうなると、超高齢化も恐くない。
何歳になっても、働けばいいのだ。
遠い将来は、生涯現役ということになるだろう。
70代は言うに及ばす、80代もまだまだ仕事ができる年齢になると、生産年齢は高くなってもへっちゃらになる。

しかし、もしそうなったら、人間は早く死にたいと思わないのだろうか。
人類が生まれて、まだ経験したことがない時間だ。

元気なのは40代までで、50歳になったらもうぼちぼち、というのが江戸時代あたり。
そこから明治、昭和を経て60歳に上がった。
それが平成になって65歳になった。
もう70歳も時間の問題だ。

「働く」ということに対する意識が変わらないといけないだろう。
年をとっても、働けてよかった、と思えるかどうか…。
年をとっても、働かないといけない、ということになりそうだ。
昔は60歳で定年だったのだ、というのが語られるようになるかもしれない。

年寄り、というのは何歳からになるのだろうか。
自殺率は増えるんだろうか。
疑問は尽きない。

そのころには地球の人口が増えて、食べ物が不足しているかもしれない。
昆虫食もできているかな。
主食がハエ、というのもイヤだろうなあ。

そうなると、戦争が起きているかもしれない。
増えすぎた種は滅亡に向かうということもある。

ぼくらは、例外的に平和で豊かな時代を生きることができた。
最近の20年間に生まれた人は、生まれた時から右肩下がりだ。

朝のドラマで昭和40年代をやっているが、それが今から40年以上前になる。
みんなで一緒に仕事をして、仲間がいてよかったとか、一生懸命働く人を見るのは楽しいとか、そういう価値観が語られる。
それはまだ今も若い人たちに通用すると思うが…。

2065年にはどうなっているだろうか。
興味は尽きない。

| | 考えたこと | 23:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
アトム・ザ・ビギニング
NHKで土曜日の23時から、アトム・ザ・ビギニングというアニメをやっている。
手塚治虫の鉄腕アトムの誕生前の物語。

アトムを作った天馬博士、アトムの親代わりのお茶の水博士の2人が大学生。
研究室で2人でロボットを作っている。
そのロボットの名前がA-10-6(エイテンシックス)という。
こないだ気づいたのだが、これはA(ア)10(ト)6(ム)、エイテンシックスはアトムの語呂合わせだった。

おそらく、時代は2030年くらい。
手塚が昭和30年代にアトムを描いた時、アトムが誕生すると考えたのが2003年。
そのころは充分に未来だと思ったが、もう来てしまった。

今、もう一度アトムの生まれる前の時代を描く。
オリジナルでは、天馬博士の息子が死んで、その代わりにアトムを作る。
人の心を持ったロボットだ。
でも、死んだ息子とは違うということで、博士はどこかに行ってしまう。
残されたアトムはお茶の水博士に育てられる。

アトム・ザ・ビギニングでは、天馬くん、お茶の水くんが出てくる。
A-10-6はたぶんアトムの元になるロボットだろう。
人工知能で人の心を持たせている。
天馬はどちらかというと機能派で、お茶の水は人情派。
鉄腕アトムの世界を予告しているようだ。

今、AIがブームになって、ぼちぼちアトムの世界が現実に考えられるようになってきた。
タイムリーなアニメだ。
どれほどの視聴率を稼いでいるのかわからない。

アトムを知っているぼくは、見ていて面白いが、知らない世代はどうなんだろうか。

ガンバレ、A-10-6。

| | 考えたこと | 01:13 | comments(0) | trackbacks(0) |