考えたこと2

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プラス思考
こないだテレビでやっていた。プラス思考の実験。
目隠しをしてバスケットボールをゴールに投げ、失敗しても成功しても回りの人は歓声を上げる。
そうしておいて、今度は目隠しなしで投げる。
そうすると、何も無しで投げた時よりも、歓声を受けた後で投げたほうがゴールに入る率が上がる、という結果になるらしい。

アメリカ人の心理実験は面白い。
目隠しして投げているのだから、入ったか入らないかはわからないが、歓声を聞いたらいい気分になる。
だから、普通に投げる時もきっと入ると思えるのだろう。
プラス思考を持つことは大事だ、という結論。

まあ、実験の方法には異論があるかもしれないが、そういう結果は予測できる。
こういうことを、たくさんの人を対象にやるところがスゴイ。

日本人なら、何時間練習して、どうなる、という実験をするんだろう。
毎日1時間練習して、3日目、5日目という具合にテストしていって、練習量が多いと入る、という結果を得る。
だから、練習は大事だ、ということになる。
根性を大事にする国だからだ。

でも、アメリカ人はそれを当たり前だと思っているんだろう。
だから、練習以外の部分で差がつくのは何かと考える。
実際、番狂わせとか、本番に強いとかいう状況はよく見る。
どうしてそういうことが起こるか、ということだ。

そうなると、プラス思考というものが出てくる。
ポジティブに考えるほうが、成功しやすいということになる。
そのうち、脳や筋肉の分析もして、ポジティブに考えると、余計な緊張がなくなるからだとかいう理論も出てきそうな気がする。
それは経験的にわかっていることでもある。

アメリカはオリンピックにもメンタルコーチがついてくるという。
たしか、五郎丸選手のメンタルコーチもアメリカの大学院を出ていたはず。

そういう方面はアメリカが強い。
それは、心理学を科学だと考えているからだろう。
誰がやっても同じ結果になる、という科学的な再現性を持った心理実験。

こういうのは日本にはなかなか広まらないなあ…。

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