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2015.06.24 Wednesday
ロボットに対抗する方法
ロボットが職場に増えてくる時代がもうすぐ来る。
今までは製造現場に来ていたが、そうではなく今度はオフィスに来るのだ。 つまり、ホワイトカラーの仕事がロボットに取って代わられようとしている。 そういう時代に生き残ろうと思ったら、どうしたらいいか。 ハーバードビジネスレビューによると、5つの方法があるという。 ・「上を目指す(step up)」コンピューターができない仕事を探す(自動化に対する伝統的な対処法) これは、今までもやってきた方法。 製造業の人たちがサービス業などに移るというようなことだろう。 ・「視点を変える(step aside)」人間の特性(例えば共感すること)が必要なキャリアを選ぶ これは、ニュアンス的にはもうちょっと高度な感じ。 「共感することが必要なキャリア」というと、教育分野とか、医療分野、介護/福祉分野などだろう。 今から必要とされるところでもある。 しかし、ここも一部ロボットが入っているが…。 ・「入り込む(step in)」コンピューターの仕事を監視、修正する こうなるためには、コンピューターをある程度理解し、修正できる技術的スキルが必要になる。 ・「ニッチを探す(step narrowly)」自動化が採算に合わない職を探す 自動化が採算に合わない職、というと、単価が安い仕事か、それとも高すぎる仕事になる。 安い方は小売の対面販売が必要なもの。化粧品や身につけるものの販売などかな。 高い方は、高度にカスタマイズされていて、ややこしい嗜好品を扱う仕事。 要は、対面の価値が高い仕事だ。 ・「さらに進める(step forward)」次世代のコンピューターや人工知能(AI)を開発する これがいいのはわかっているが、高度なITの知識が必要になる。 要するに、あまり有効な策はない。 でも、人間がやる仕事は確実に減る。 ロボットができることが増えるからだ。 今の就活でコミュニケーション能力が求められるのも、対面の仕事の重要性が相対的に上がっているからだと思う。 昔なら、「まじめにコツコツやる」ということがもう少し評価されたはずだが、今はそんなに評価されない。 こういう世界が予想される時に、何をすべきか。 社会の基礎の部分を変えていかないといけないのかもしれない。 でも、その部分は長い間の伝統や風習で、そう簡単には変わらない。 ぼくらが若い人たちにしてあげられるアドバイスは、あるのだろうか…。 |
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