考えたこと2

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教員課程にインターン?
今朝のニュースで教員免許をとる学生にインターンという記事があった。
これはいいことだ、と思ってよく見たら、教職課程をとる学生に小中学校でインターンシップ(就業体験)を行うということだった。
まあ、それも大事なんだろう。
しかし、それよりももっと問題視すべきなのは、今の教員が、ほとんど学校の世界しか知らずに教員になっている、ということだと思う。

当たり前のことだが、学校を出た学生たちはほとんど社会に出ていく。
この社会のシステムが、学校と全く違うことが問題なのだ。

学校の世界しか知らないということなら、ほとんどの大学教授も同じこと。
彼らを見ていると、社会一般で通用している「義務」とか「責任」、「組織」というような概念が普通の社会人とは違う。
何でも合議で決めようとするし、自分が大学の一員であっても、自分の都合によっては立ち位置が変わるように見える。
それが、民間企業で25年働いて、10年大学で働いたぼくの結論。

もちろん、そうでない人もいるが、それは希少だ。

今の小学校から高校まで、先生が先生のリクツで運営している。
それが一概に間違いだとは言わないが、社会の通念と乖離している部分があるのは事実。
だから、いじめ問題への対応や、学校不祥事への対応などで、おかしなことが起こる。
ご丁寧に教育委員会まで、教員で固めている。

今の学校に必要なのは、社会一般の考え方を導入することだ。

今回のインターンというのは、せめて企業でのインターンにしてもらわないと、何も改善しない。
個人的なミスマッチは減るだろうが、それで学校がよくなるとは思えない。

今の学校に、何らかの形で「社会人」を入れることが、改善につながるんだと思う。

文科省はいい加減にその事実を認め、教員になる道の複線化を進めるべきだ。
普通の社会人から、教員になる道である。
そして、学校の事務員を増やし、その事務員は社会人の中途採用にするべきだろう。

仕組みをいくらいじっても、人が変わらないとダメだ。

そうすることが学校改革の一番の方法だとぼくは思う。




| | 考えたこと | 21:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
朗読CD
アメリカでは、いろんな文学作品の朗読CDというのは一般的らしい。

ドラマでFBIの捜査官が、事件がフィラデルフィアで起こり、そこまでドライブするのに「銀河帝国の興亡」の3本セットのテープを持っていく、という場面があった。
同乗の捜査官は渋い顔をしていたが…。

そういえば、前に見た映画バーブラ・ストレイザンドの映画でも、西海岸から東海岸までドライブするのに朗読の作品を持っていっていた。
アメリカは長距離ドライブが日本よりも多いから、そういう需要があるのかもしれない。

Amazonのアメリカ版でナレーションCDで調べると、聖書の朗読CDがあった。
なんと64枚のCDのセットで、27ドル。
充分楽しめそうだ。
子供向けのミュージカルのCDもある。
実にたくさんのオーディオCDが出ている。

やっぱり、長距離ドライブの頻度と、オーディオCDの売れ行きは関係あるのだろう。

アメリカ人の好みの問題もあるだろう。
映画では家でも朗読テープを聞いていた。
読むより聞くほうが楽だということだ。
何かをしながら、聞くことができるというのもメリット。
編み物をしながらとか、体操をしながらとか、一度に2つのことができる。
アメリカ人らしい。

日本人は読書というと、ちゃんと座って、本とにらめっこという感じなのだろう。
何かをしながら朗読を聞くことで、読書の代わりにする、などという考えはないと思う。
しかし、そこは合理的なアメリカ人の考えだ。
銀河帝国の興亡、面白そうだ。

ぼくは毎週日曜日にやっている、新日曜名作座と文化講演会をインターネットラジオで録音している。
それをクルマに乗って聞いたり、寝るときに聞いたりしている。
朗読のCDを持っているのは、古事記とか平家物語。
日本でもアマゾンで見てみると、そこそこある。
でもあまり一般的ではないと思う。
テレビや映画で聞いている場面を見たことがない。

でも、ぼくは聞くのが好きだ。
ロングドライブなら、FMシアターのラジオドラマもいい。
テレビを何度も見るのはシンドイが、ラジオドラマなら何度でも聞ける。
聞いていて、あまり神経を使わないでいいからだろう。不思議なものだ。

アメリカは、車社会だからだろうか。
英語がわかれば、もっといろいろ聞けるのに…と思う。

ハリー・ポッターなど、長距離ドライブに持って行ったら楽しいだろう。

たくさん朗読CDがあって、アメリカ人が羨ましい。




| | 考えたこと | 00:04 | comments(0) | trackbacks(0) |