考えたこと2

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コンダラ
どこかで読んだ覚えがあるのだが、小学生の頃に効いた歌の歌詞の勘違いの話だ。

「巨人の星」の主題歌の出だしに、「思いこんだら試練の道を…」というのがある。
これを「重いコンダラ試練の道を…」と勘違いしたという話。

それはそれで面白い勘違いで終わるのだが、この話はそれで終わらない。

なぜ勘違いをしたのかというと、コンダラというものがあるという。
グラウンドをならすために、引いて歩く鉄製の丸いローラーのことをコンダラという…、というのがくっついた。
だから、重いコンダラ、という歌詞になったという話になった。

コンダラというのがもともと存在したのか、それとも歌詞を間違えた人が、きっとあの重いローラーをコンダラというのだ、と思い込んだのか、どちらが先か、それはわからない。

Wikipediaには「コンダラは、日本の俗語の一つ。グラウンドの整備などに使う「手動式の整地ローラー(手動式整地用圧延機、転圧ローラー、グラウンドローラー)」を指し、「コンダラ」が手動式整地ローラーの正式名称であるとする都市伝説が広まるに連れて、俗語として定着していった」と書いてある。

あのローラーが、今では「コンダラ」と呼ばれているらしい。

ま、いかにも「コンダラ」という語感ではある。
だれかが、これは「コンダラ」というものだ、と聞いたら、「思い込んだら」の勘違いで「重いコンダラ」からできたものだとはなかなか想像できない。
第一巨人の星を知らない人たちは、信じてしまうんだろう。

恐るべき勘違い。

ほんまかいな…。



注1)Wikipediaにはこういうことも書かれている。

都市伝説では「オープニングの『思い込んだら』の箇所で飛雄馬が整地ローラーを引いていた」とされる場合もあるが、実際に放映されたオープニングアニメーションでは整地ローラーは一切登場せず、一徹・飛雄馬親子が雪の中でランニングをしているだけである。テロップ上の歌詞も漢字で書かれている(ただし、「こんだら」の部分は平仮名)。その一方で、第12話「鬼の応援団長 伴宙太」の劇中に整地ローラーが登場した際のバックグラウンドミュージックは「ゆけゆけ飛雄馬」であった。 また、コンダラには砂の詰まったタイヤというバリエーションもあった。

注2)高島忠夫の「お言葉ですが」(日本語について書いたシリーズ)の中に「コンダラ」というのが出ていた。


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