考えたこと2

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カラオケは古い曲
東洋経済の記事によると、最近のカラオケでは新しい曲よりも、古い曲の方が人気があるらしい。

2004年のカラオケベストヒットの上位5曲は、涙そうそう(2001)、世界に一つだけの花(2003)、さくら(2003)、ハナミズキ(2004)、雪の華(2004)となっていた。
2004年のカラオケベストヒットだから、上位5位の発表された年と2004の差をとって、平均すると1になる。
これで、2004年にカラオケで歌われた曲のベスト5の古さは1、とカウントする。

この考え方で2004年からベスト5の古さを計算していくと、2008年あたりからどんどん上がっており、2013年に9近くになる。
つまり、2013年のカラオケで歌われた曲のベスト5を平均すると、9年前の曲だった、ということだ。
2014年はアナ雪やAKBの影響でちょっと新曲が復権したが、それでも古さの平均は5である。
つまり、5年前の曲がベスト5の平均。
このまま下がるのか、それともまた増えていくのかはわからない。

この、古い曲がカラオケで歌われる要因は3つあると思う。

一つは少子高齢化が進んできて、新しい曲を知らない世代が増えてきていることだろう。
ぼくらはほとんど歌番組を見ないし、ジャニーズやAKBなども知らない。
ぼくらより上の人たちは、もっとその傾向が強いと思う。

もう一つは、音楽の作り手のバリエーションが増えたこと。
作る方の裾野もだいぶ広がった。
一昔前なら、数百万したような機材がパソコン1台でできる。
録音機材も安価になった。
おまけに、ボーカロイドを使えば、自分で歌うこともいらない。
以前なら、レコード会社が契約した歌手しかレコードは出せなかったが、今やYouTubeにアップして流行ればCDになる時代。
歌いたい歌を見つけた時、カラオケで歌う歌になるのではないか。

さらに、カラオケの容量が増え、検索が簡単になったこと。
これが案外一番大きいのではないか。
いろいろな探し方ができる。
歌手ごととか、曲名とか、何年ごろ流行った曲とか、歴代レコード大賞関連の曲とか、デュエットの曲とか…。
曲はサーバーに入っているのだから、いくらでも増やせる。
必然的に、古い曲の数がどんどん増える。

いずれにせよ、カラオケでは新しい曲が減って、古い曲が増える傾向だ。
いい曲はそんなに作られない。
その時代の人がみんな歌いたいと思えるような曲は、なかなか作れない。

そうなると、カラオケでは古い曲が増えるのは当然だと思う。

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