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2014.10.16 Thursday
高校野球
PL学園の野球部が危機らしい。
来年の4月には1年生の受け入れをしないという方針とのこと。 ニュースによると、今はなんと野球経験がない校長先生が監督になってベンチ入りしている。 高校野球の名門であり、たくさんのプロの選手も輩出している学校だったが、そういえば最近はあまり声をきかない。 ニュースによると、いろいろ問題があったようだ。 暴力事件を起こして、2013年の4月に監督が退任して、その後が決まらない。 PLの野球部には「付き人制度」というのがある。 下級生が上級生の世話をする、という仕組みだが、これが部内暴力の温床になっている、ということらしい。 それを学校側は廃止し、自分のことは自分でやる、という制度に変えようとしている。 アタリマエのことだと思うのだが、これをやめるのは大変らしい。 だから、監督のなり手がない。 でも、記事によると学校側がこの「付き人制度」をやめようと思った原因がスゴイ。 「今の高校野球界は有力な中学生の獲得競争が激化しており、これが成績に直結している。同じ大阪で、甲子園で史上7校目の春夏連覇を達成した大阪桐蔭の寮は「同学年、同部屋」が基本。「自分のことは自分でやる」との方針で下級生の精神的負担を軽減している。時代が変わる中、付け人制度を存続させれば、もはや有力な中学生は入学してくれない。 さらに、PL教団が関わる高校で、ひんぱんに部内暴力が起きている状態を放置すれば、「宗教法人としてのメンツがつぶれると考えたのでは」と指摘する関係者もいる。」 ということだ。 有力な中学生が入学してくれないから、付き人制度をやめる、という何となく不純な理由。 もちろん、部内暴力をなくすという目的もあるにはあるようだが…。 今の高校野球はいったんリセットしたほうがいいのではないか。 教育の一環とか、地域の代表として出場する、という意義はほとんどなくなって、学校の宣伝になっている。 設備を作り、リトルリーグなどの人脈を使えば、手っ取り早く強くできる。 要はお金があればいいのだ。 勉強も野球を強くするということなら、いくらでも融通が効く。 実質的には、いつ勉強するのかというような毎日だろう。 マジメにやっていたら、なかなか甲子園に出られない。 それならもうセミプロだ。 おまけに付き人制度というような制度まである。 もう学校でやる必要はないのだと思う。 高校野球は全国大会はやめて、大学野球をもうちょっと盛んにしたらどうなのか。 オープンなシステムにしたほうがいいと思う。 野球を強くするというのは、学校法人のやることではない。 大学とは比べものにならないが、私立高校には補助金がおりている。 みんなのお金を使って、チームを強くするのは、どうかと思う。 クラブチームにするとか、やり方はあるだろう。 高校野球は、行き詰まっていると思う。 |
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