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2014.10.22 Wednesday
ジニ指数
香港のデモについての記事があった。
その中で、ジニ指数についてのことが書いてあった。 ジニ指数とは、貧富の差を表す数字で、0〜1の間の数。 高いほど、貧富の差が大きいということになる。 日本のジニ指数が0.38で、今の中国が0.73だという。 この0.73という数字はこの7月に北京大学が計算したもの。 0.4を超えると、危険だという数字らしい。 ということは、0.73というのはスゴイ数字。 いつ暴動が起こっても、不思議ではないという数字らしい。 中国政府の2012年の発表では、0.47程度になっている。 どんどん格差は拡大しているということだ。 具体的に言うと、「富裕層の1%が3分の1の富を独占する一方、最下層の3億人の人口の民衆の富をすべて合わせても1%である」という状況らしい。 13億いるとして、1% は1300万人だから、人数でいうと大きいのだが…。 今の香港は中国本土の金持ちの裏金作りの基地となっている、という中国人もいるらしい。 なるほど。 たしかに、香港に金を送ってしまえば、後は何でもありだろう。 そうなってしまった香港の若者がデモをしている。 いろんな不満がたまったところに、選挙のことがあって、火がついたのだろう。 この記事を書いた人は、中国に何度も出張して現地のことを知っている人だ。 デモが年間10万件とか20万件という数字も、それを武装警察の力で押さえ込んでいるというのも、実際に報道されていないが正しいのだと思う。 この状態をいつまで我慢できるんだろうか。 多くの民族がいて、市場経済を一部採用しながら、共産党一党支配という体制はいつまで続くのか。 内陸部と沿岸部の格差はどうなるのか。 懸念は尽きない。 何かあるにしても、平和的にやってほしいものだと思う。 その試金石が香港のデモだろうなあ。 |
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