考えたこと2

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ジニ指数
香港のデモについての記事があった。

その中で、ジニ指数についてのことが書いてあった。
ジニ指数とは、貧富の差を表す数字で、0〜1の間の数。
高いほど、貧富の差が大きいということになる。

日本のジニ指数が0.38で、今の中国が0.73だという。
この0.73という数字はこの7月に北京大学が計算したもの。
0.4を超えると、危険だという数字らしい。
ということは、0.73というのはスゴイ数字。
いつ暴動が起こっても、不思議ではないという数字らしい。
中国政府の2012年の発表では、0.47程度になっている。
どんどん格差は拡大しているということだ。

具体的に言うと、「富裕層の1%が3分の1の富を独占する一方、最下層の3億人の人口の民衆の富をすべて合わせても1%である」という状況らしい。
13億いるとして、1% は1300万人だから、人数でいうと大きいのだが…。

今の香港は中国本土の金持ちの裏金作りの基地となっている、という中国人もいるらしい。
なるほど。
たしかに、香港に金を送ってしまえば、後は何でもありだろう。

そうなってしまった香港の若者がデモをしている。
いろんな不満がたまったところに、選挙のことがあって、火がついたのだろう。

この記事を書いた人は、中国に何度も出張して現地のことを知っている人だ。
デモが年間10万件とか20万件という数字も、それを武装警察の力で押さえ込んでいるというのも、実際に報道されていないが正しいのだと思う。
この状態をいつまで我慢できるんだろうか。
多くの民族がいて、市場経済を一部採用しながら、共産党一党支配という体制はいつまで続くのか。
内陸部と沿岸部の格差はどうなるのか。

懸念は尽きない。

何かあるにしても、平和的にやってほしいものだと思う。

その試金石が香港のデモだろうなあ。


| | 考えたこと | 23:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
放送禁止用語
何回か書いているが、アメリカの深夜番組「Late Late Show」というのを週に1回やっているのを録画して見ている。

クレイグ・ファーガソンというスコットランド出身のコメディアンが司会をやっている。
アメリカのコメディアンというのは、結構きわどいジョークを言う。
人種差別のクレームが来ないのがびっくり、というようなジョーク。

こないだの放送でも、ドイツ人のオーディエンスを前に並べて、人種に関するネタで笑いを取っていた。
ドイツ人のネタは前から得意で何度もやっていたが、今回は実際にドイツ人を5人ほど並べてやっていたから、ちょっとヒヤヒヤした。

その後、モーガン・フリーマンがゲストでトークをした。
トーク中も、モーガン・フリーマンも一緒になってそのジョークを言っていた。
その言葉が出てくるたびに、Beep音が出て、何を言ったかわからない。
字幕は「$%!#」というような記号が出てきた。

アメリカにはポリティカリー・コレクトネスという言葉がある。
「太っている人」を「gravitationally challenged(重力に挑戦する)」と言ったりする。
それくらい政治家は言葉に敏感だということだ。
ここまでやらなくても…、と思うくらい言葉を変えて作る。

一方で、深夜番組では人種や民族に絡んだジョークを言って、大いに受ける。
観客も喜んでいる。

このあたりの懐はとても深い。

この番組がウィークデーの毎晩続いていて、誰かのクレームで中止にならないのは、アメリカが健全な証拠だろう。

これが日本なら、間違いなく放送中止だ。

恐るべし、アメリカ。


| | 考えたこと | 00:08 | comments(0) | trackbacks(0) |