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2014.04.25 Friday
ワイドショー
ワイドショーというのは、一体どういう番組なんだろうか。
いろんな話題に対して、局アナやコメンテーターと言われる人が解説して、時々大学教授などの専門家が出てきて、出演者一同がわちゃわちゃ言う、という構成だ。 井戸端会議の拡大版と言っていいと思う。 昔はテレビはエライ人が出るものだったが、最近は平均どころか平均以下の人も出る。 紳助の負の遺産だ。 コメンテーターなのか、何なのかわからない。 とりあえず、視聴者代表という位置付けなのか。 ニュースの話題を解説する局アナ風の人がいるのだが、パネルに新聞を貼って、書いてある通りに話している番組もある。 そんなもの、新聞を読めばそれでいいのだと思う。 今はネット上にいろんな解説があふれている。 そして、ネット上には新聞よりもまともだと思われる意見がある。 新聞やテレビの質が落ちたのもあるだろう。 それにしても、韓国のフェリーの沈没のニュースはやりすぎだろう。 大衆の嫌韓の気持ちを裏返して、いかに韓国政府やフェリー会社がいい加減か、というような報道。 海自ならその日のうちに入れたとか、日本はそんなことは起こらないとか、言いたい放題という感じだ。 日本人の乗客がいたわけでもないし、事は外国のことなんだから、ほっておけばいい。 視聴者に無用な優越感を持たそうという誘導がありありとわかる。 いくら近いからといっても、毎日記者が救出作業に立ち会って、乗客の家族の声やダイバーの話を聞き、それをこれみよがしに報道するのは下品だろう。 あれは韓国の事故なのだから。 武士の情けというではないか。 ああいうワイドショーが世論を誘導し、嫌韓、嫌中の意識を誘導している。 戦前も新聞を筆頭としたマスコミが戦争を誘導した。 やっていることはそれと同じだ。 平和憲法を維持せよ、というのなら、ああいう報道はやめるべきだと思う。 |
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