考えたこと2

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八方美人
八方美人というのは徳であると思ってきた。
それは若い頃からそうだった。
40代になる前のメモだが、これも今もその通り。
最後の方はワケがわからない。

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ぼくの座右の銘は、八方美人。
仕事がからんで、よっぽど訳のわからない状況になれば、その鉄則をくずすこともある。(いくら言っても同じ間違いをするとか、しらんふりをするとか、そういうことをされた時)
でも、心の中は、八方美人ではない。

高校時代に、太宰治が好きで、今でも憶えている一節がある。
”愛は言葉だ。俺たち弱くて無能なのだから、せめて言葉だけでも飾って見せよう。”というもの。
これに感激して、言葉などなくてもわかりあえる、という事よりも、何でも言葉にしてしまった方がいいんだ、と思ってきた。
今では、そこまで過激には思っていないが。

しかし、世の中には、口に出さない方がいいこともある、ということもようやくわかってきた。
そのくせ、いない人の悪口を言うのは大好きだ。
八方美人なら、人の悪口は言わない方がいいのだが、ついつい言ってしまう。
そんなにえげつないことは言っていないつもりで、どちらかというとシャレになるように心がけているのだが、時々は度を超してしまう。

心の中はまた別で、結構好き嫌いが激しく、嫌いな人には、絶対近付かない。
初対面から、変わる人も中にはいるが、結構第一印象が大事。
要は、気を使わなければならない人は、やっぱりしんどい。
でも、中にはこちらから気を使ってあげたいと思って、近付く人もいるから不思議。

人の話を聞くのが好きだ。皆にはしゃべりだと思われているかもしれないが、自分では聞き上手だと思っている。
人間に興味があるのかもしれない。

結構理屈言いなので、理屈でぶつかったら、しつこいところがあると思う。
したがって、理屈で負けるといつまでもそのことを考えて、相手が忘れた頃に、もう一度話を持ちかけたりする。そういうところは、闘争的かもしれない。(理屈と言ってもへりくつの類で、あまり大したことは考えていないが。)

八方美人のぼくとしては、いつも相手に期待しないようでいて、実はとっても期待している。
すぐに、人を頼ってしまう。
きっと、こうしてくれるんとちゃうかなあ、といつも思っているところがある。

でも、期待できる相手は限られている。
期待できる相手とは、今まで恩を売ってあるとか、貸しがあるとかそういうのじゃなくて、信頼している、という事になる。
別の言葉で言うと、自分もきっと相手がして欲しいことをわかっているという自信がある、と言うような関係。
だから、期待はいつもしているけど、人数はとても少ない。

大多数の人については、期待はしない。

信頼できるという関係が多いほど、生きてて良かった、と思える瞬間が多くなると思う。
やっぱり、物も大事だが、人生は人間関係だと思う。

誰かを信頼できて、それが、確認できたときは、やっぱり、すごくうれしいものだ。
でも、ほとんどは、ほんとは自分のためにやっている事だと思う。

だから、やっぱり本当に信頼できる友達を持つことが、大事なのだ。


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