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2012.12.07 Friday
忠臣蔵
もうすぐ12月14日
14日は討ち入りの日。 昔から、景気が悪くて芝居の入りが悪いと、忠臣蔵をやればいい、と言われている。 それほど日本人は忠臣蔵が好きだ。 しかし、この頃はもうその神通力も切れた。 大石内蔵助といっても、たぶん通じない。 吉良上野介といっても、たぶん通じないだろう。 広沢虎三や京山幸子若といっても通じない。 昭和は遠くなりにけりだ。 まあ、浪曲は仕方ないとしても、五代目将軍綱吉といっても、通じないかもしれない。 あの、犬で有名な将軍だ。 この将軍の時に、討ち入りがあった。 八代将軍吉宗は有名だ。 暴れん坊将軍でおなじみ。 でも、実際に暴れていたわけではない。 昭和50年代前半、ぼくは毎日夜更かししていた。 わけがあって夜更かししていたのではない。 わけもなく夜更かししていたのだ。 毎日、昼過ぎに起きたらクラブのボックス(部室をボックスと言っていた)に行って、みんなでダベリ、飲みに行って、くだらない話で盛り上がり、そしてそのあと友人の下宿に行ってダベリ、自分の下宿に帰るともう朝方だった。 ちょうど寝るのが朝5時くらいになる。 そのときに聞いていたのが、おはよう浪曲。 もう11月の後半くらいからは、忠臣蔵のシリーズである。 松の廊下から始まり、いろんなエピソードがあって、そして14日の討ち入りへと続く。 どんな話があったかは、よく覚えていない。 しかし、日本人の琴線に響くストーリーだと思う。 これが通じないのはちょっと寂しい。 |
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