考えたこと2

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アイヌ語
弟子がかがむ、と書いて弟子屈。
これを「てしかが」と読む。

厚い岸と書いて、厚岸。
これを「あっけし」と読む。

花のほとり、と書いて花畔。
これを「ばんなぐろ」と読む。

昭和54年から数年間、冬になると北海道に長期出張に行っていた。
その時に耳になじんだ地名。
これらは、アイヌ語を日本語表記したもの。

弟子屈は「テシカ・カ(岩盤の上)」。
厚岸は「アッケウシ=オヒョウニレの皮をいつもはぐ所」。
花畔は「パナウンクル=川下の人(海の族)」。

それら以外でも、カムイという単語はわりと知られている。
白土三平のマンガにもあった。
これは神威という漢字をあてて、「神格を有する高位の霊的存在のこと」という意味。

日本は単一民族の国だと思っているが、北海道にはアイヌ民族がいた。
沖縄にも琉球民族がいた。

こんな小さな国でも、いろんな民族がいたということだ。
それほど、民族の単位は小さい。

ニュースで弟子屈が出てきて、思い出した。
アイヌ語の地名を漢字表記ででも残すのはいいことだと思う。

今はどんどん単一民族化しているが、そういう民族の歴史を残しておける。
| | 考えたこと | 23:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
クリスマス寒波
今年のクリスマスはホワイトクリスマスになるかもしれないとのこと。
雪がふるかもしれない。

いいネーミングだと思う。

寒波というのは人間の生活にはマイナスだ。
雪が降ってどこかが通行止めになったり、水道管が破裂したりする。
ひどいと、死者か出る。

しかし、この時期というか、今日明日だけは少しだけ雪が降ることを望む人が多いだろう。

White Christmasという曲がそう歌っている。
歌詞の最後の一節は And may all your Chiristmas be white。
全てのクリスマスがホワイトクリスマスであるように、という歌だ。

ウチは仏教で、そもそもクリスマスを祝う義理もないのだが、 今や日本ではクリスマスは宗教的な意味を離れて、季節の歳時になった。

だから、クリスマス寒波という言葉もありだ。
それにお寺や神社の団体が文句をいうこともない。
放送局すら、そんな問題意識がない。

ここまで定着したのには、きっと理由があるのだろう。
年末が近づいたこの時期、心が平穏になりやすい。
誰かに何かをあげたくなる。

そんな何か普遍的なものがこの季節にはある。

それがクリスマスの真実。

だからクリスマス寒波なんだろう。



| | 考えたこと | 01:52 | comments(0) | trackbacks(0) |