考えたこと2

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若い頃
若い頃というのは、いつ頃のことだと思っているだろう。
若い頃という言葉を使い始めたのはいつ頃だろう。

最初にこの言葉を使った時期を覚えていない。

いくつ離れたら、若い、というのだろうか。

30代の時は、10代は若いと言っていたような気がする。
40代の時は、20代は若いと言っていたような気がする。
今、55歳になって、30代は若い。もちろん、10代も20代も若い。

そうなると、20歳以上離れるというのが若いということになる。
まあ、自分が成人した頃に生まれているのだから、それは若い。

それでは、若いほうがいいのだろうか?
最近まではそんなことは思っていなかった。
せっかくここまで積み上げたのだから、若い頃に戻ってリセットするのはイヤだと思っていたからだ。
しかし、55歳という微妙な年齢になると、否応なく体力が落ちてくる。

まず、目が見えない。
近くを見るためには、老眼鏡が要る。
そして、夜眠たい。
2時、3時まで起きていられない。
昔はどうということはなかったのだが…。
こんな事が起こってくると、いくら未熟でも、若いときがよかったと思う。

そして、経験についても、ひょっとしたら頑固になっているだけで、若い頃に戻ったら、もっといい経験ができていたかも…とも思うようになってきた。

なるほど。
だから、世間では若いほうがいい、といっているのか?

これは、そうでもない。
外見で言っている部分もわりと多いと思う。
やっぱり、年をとると若さが欲しくなるものなのだろう。

話がそれたが、若い頃というのは年をとって憧れるものではある。

でも、物理的には戻ることはできない。
だから、どうしても嫉妬をする。

あんまりあがいても仕方がない。
その年齢なりのものを目指すのが、かしこい生き方だろう。
論語でも、四十にして惑わず、五十にして天命を知る、六十にして耳従う、七十にして心の欲する所に従って、矩を踰えずとある。

これは、孔子があんまり若い人のことを羨ましがるな、という気持ちを書いているとしたら、あまりにもうがった見方だろうか…。
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