考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
高校野球
もうすぐ高校野球が終わる。

今日聞いていたら、青森の選手の勝利インタビューは関西弁だった。

出場する学校名を見ていると、けっこう新しい学校が多いのに驚いた。
同じ学校でも、名前が変わったところもある。

数年前にいろいろと問題になった、選手集めの方法はどうなったんだろうか。
どこかの県の代表は、ほとんど他県出身だったというような事だったと思う。
また、そういう選手は学費免除で、寮にもタダで入れてくれるということもあった。

野球留学ということが行われている。
高校側は甲子園に出て、校名を宣伝したいというインセンティブが、球児側には甲子園に出られるかもしれない、というインセンティブが働く。
双方の利益が一致するという構図。

都市部では、高校野球で有名な高校に入っても、そんなところでは補欠になってしまうという選手は、地方に行く。
地方に行けば、レギュラーになれるということだ。
学費免除もついてくれば、ありがたい。

だから、沖縄の高校の選手が、ほとんど関西ということもあり得る。
そのせいで強くなったとも言えるのだ。

これは、高校野球の趣旨に反するというような意見もあったと思う。
学費免除はやりすぎだという意見もあったはず。
結局これらの意見はどうなったのだろう。

この事情は野球だけではない。
サッカーでも同じだろう。
プロにつながっているスポーツでは、こういうことが起こりやすい、というか、それが宿命だ。

一校あたり、何人までとか、免除は不公平だとか、そんな意見が出ていたはずだ。
でも、今年の高校野球を見ていると、それはどこにいったのか?という感じだ。

たしか、問題になったときは、自粛ムードがあったが、しばらくして主として受益者の(選手を誘致している)学校法人から、それでは成り立たないから緩くしてくれ、という話が出ていた。
その頃からマスコミの報道がなくなって、結局どうなったのかわからない。
ちゃんと決めたのなら、それは大々的には報道されなければならない。
どうなっているのだろう。

新聞社が絡んでいるから、報道を自粛したということはあるかもしれない。

高校野球を面白くするなら、選手の実力が均等になって、各地方の実力を一緒にする方がよいだろう。
少子化で子供が減っており、サッカーなどの他のスポーツにおされて野球人口は減っているのだ。
だから、外人部隊を入れないと地方は苦しいということなのだろう。

それならそれでかまわないではないか。

高校野球の精神とやらを変えればいい。
野球留学でも何でもありだ。
金を持っていると強い、という原理。
金にあかして、スカウトでも学費免除でも何でもやればいいのだ。

高校野球だから、球児は純真で、出身地の代表として頑張っている、というのはもう要らない。
それならそれでかまわない。

隠してやるのはやめてほしい。

選手の出身中学とその府県を出せば済むことだ。
そうすれば、そんなに恥ずかしいこともできないだろう。
今のように建前と本音のダブルスタンダードを持つことが一番いけない。

資本主義の社会なのだ。
強いものが勝つ。

それをどこまで社会が認めるか、オープンにしてやったらいい。

隠すのは一番やってはいけないことだ。
朝日、毎日は何をやっているのか…。


| | 考えたこと | 19:27 | comments(1) | trackbacks(0) |

コメント
中日スポーツの記事に青森の高校の出身地が出ていました。
大阪7名、沖縄2名だそうです。

あの時の議論は一体何だったのでしょうか。

別にそれが悪いと言っているのではないのです。
ただ、高野連や主催者はそれを明らかにして、やるべきだと思うのです。

以下中日スポーツの記事から引用。


この日も、先発メンバーは大阪出身者が7人、沖縄出身者が2人。
このことを問われて仲井監督は言った。「みんな青森の寒い中で練習しているんです。青森の代表なんです」。学校のある八戸市は「氷都」と呼ばれる。
冬は零下10度の寒風が土を凍らせてグラウンドは使えない。室内練習場はないから、駐車場やいてつくことのない海岸の波打ち際が練習場になる。
「逆境も、彼らの精神力強化につながっているのでしょう」と、仲井監督は言う。

 取材に訪れた地元紙記者は「かつては批判もあったが、今は同じ青森の高校生だからと、おおむね受け入れられていますよ」と語る。
「不思議の勝ち」を演じたナインの夏は、まだ終わらない。


| suzy | 2011/08/19 9:14 PM |

コメントする









この記事のトラックバックURL
http://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/trackback/234631
トラックバック