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2010.04.28 Wednesday
上海の高齢化
今日の夜ニュースでやっていたが、上海の高齢化のスピードは中国一らしい。
日本も相当なものだと思っていたが、上海はその上をいく。 2020年に日本では高齢化率が27〜28%との予想だが、上海は30%を超えるらしい。 一人っ子政策が効いている。 寿命は延びて、子どもが減るという状況。 役所が子どもに親孝行の契約をさせていた。 福祉が追いつかないらしい。 開放政策で中国は豊かになった。 一人娘は結婚して、5年間で給料が10倍くらい。 マンションを買って、住むだけのお金ができた。 しかし、去年の金融危機以降、いつ首を切られるかわからない状況。 ローンをたくさん抱えて、働かざるを得ない。 常に不安を抱えている。 だから、親の面倒を見られないらしい。 役所の人が行って、子どもに諭す。 子どもは気にかかっていたが、行けなかったのだという。 最近、介護のためのNPOができた。 海外で介護経験がある中国人が上海に帰ってきて、手伝っている。 しかし、焼け石に水。 昔は、三代、四代が同じ家に住み、仲良くやっていたが(イヤなこともあっただろうが)、そうしなくてもよくなった。 それが、豊かになるということか。 核家族化が進み、家族がバラバラになる。 人間はそういうふうにできているのか。 上海は日本の先を行っている。 もちろん、人口自体が多いから、労働人口が足りなくなるということはないだろうが、高齢化率は進んでいる。 それを見て、日本も研究しなくてはいけない。 「家族」というのはどこまでを言うのか。 親子だけなのか、親子孫まで含むのか…。 |
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