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2010.04.14 Wednesday
昭和40年代
ぼくらは昭和40年代のアメリカの影響を受けている。
日本では考えられない豊かさや、魅力的な音楽や映画の文化、そしてそれらを写していたテレビ番組。 コンバット、アンタッチャブル、名犬ラッシー、逃亡者、サンセット77、ハワイアンアイ、奥様は魔女など。 覚えている人も多いだろう。 もちろん、当時のうちのテレビはモノクロだった。 うちのテレビがいつカラーになったのか、わからない。 たぶん中学の時だと思うが、全く記憶にないなあ。 あの頃は、いつかは一度アメリカに行ってみたいというのが、漠然とした夢だった。 アメリカのものは何でもかっこよかった。 ピースマークやスマイルマーク。 イージーライダーのチョッパースタイルのバイクもあった。 一方でベトナム戦争もあった。 ちょうど昭和40年から50年。 戦争は悪い、というのはわかっていたが、戦争をしているアメリカと、テレビの中のアメリカは別物だった。 「北爆」というのも平成の死語だろう。 もう何の事か、うちの息子たちの世代ではわからない。 マーチンのギターというと、あこがれだった。 D-45というギター。 為替レートが1ドル360円。 当時の値段でたしか70万くらいだったと思う。 パーカーの万年筆は定番だった。 昭和50年代になって、アメリカがかげり始める。 ベトナム戦争から帰国した兵士の問題。 麻薬、銃など。 日本の新聞はアメリカよりもソ連や中国がいいと言った。 そんな時代があった、というと今の若い人はビックリするかもしれない。 もうすぐGDPが中国に抜かれるが、、2020年くらいに生まれた人は、中国が素晴らしいと思うのだろうか。 そんなことはない、と思いたいが…。 |
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