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2024.08.31 Saturday
永尾美代子
80年代の歌手。
ヤマハの関係だったか。 「芦屋セーリングスポット」という曲がよくて、LPを買った。 時々どういうわけか思い出す。 1980年から81年に出てきて、LP1枚とシングル2枚を出して引退。 2年間の活動だったが、当時の林哲司、安部恭弘などの作曲家に曲を提供してもらって、いい感じだった。 ギターに鈴木茂が参加していたから、買ったのかもしれない。 特に歌がうまいというわけではなかったが、透明感のある声だった。 会社時代の後輩でレコードコレクターがいるのだが、彼が栗田ひろみを聞いている、というメールをくれて、そこから思い出した次第。 知らなかったが、永尾美代子は2014年にすべての音源がCD化されていた。 結構人気があったのかもしれない。 今はYoutubeで検索すればすべて聴ける。 「涙は珊瑚色」というオープニングの曲は出だしがキャッチーな曲。 コーラスも3度下で地味にやっている。 アレンジも当時の余白の多い小編成のもの。 シンセのオルガンっぽい音が使われている。 この頃は、こんな音が多かった。 今の人が聞いたら、低音のビートが足りない昭和の曲だ、と言いそうだ。 「芦屋セーリングスポット」はブラスも入った曲。 実家が芦屋の近所だったから、馴染みがある。 芦屋の地名が入った曲は珍しい。 今聞くと、これから高度成長の本番だ、という感じの明るさがある。 懐かしい音だった。 |
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