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2024.08.30 Friday
暑さ対策
2021年にニール・スチーブンソンという有名なSF作家が、熱くなった地球で人々は外に出るときには温度を下げる服を着るという本を書いたらしい。
でも、もうこの夏、実際の話になった。 アメリカでは保冷剤を入れた服が、夏の屋外労働用に使われているとのこと。 日本でも、ファン付きの屋外用の上着をよく見るようになった。 長袖なのと、音がするのでよくわかる。 ファンが背中側の2箇所についていて、ベルトにつけたバッテリーから給電する。 おそらく、そういう対策をしないと、熱中症になるのだろう。 実際には気候変動の影響よりも、都市化(ヒートアイランド)の影響のほうが倍以上ある。 ビルなどのコンクリートの蓄熱作用、舗装動労からの照り返し、エアコンの排熱などが原因だ。 暑いから、冷房する、冷房するから排熱が出る、排熱が出るから暑くなる、そういう悪魔のサイクルになっている。 平均気温を比べると、南半球の方が北半球よりも低い。 南半球では都市が少なく、ヒートアイランドの影響が少ないからだと思う。 今週末は台風の影響で、ちょっと暑さはマシだ。 曇っていて太陽が見えない。 九州の方は大変なようだが、まだ関西には影響がない。 暑さ対策は、生活の知恵レベルの適応が進んでいく。 そういえば、ソニーは電気を使って冷やす素子を使って、首筋を冷やす機器を出している。 首の部分は体中の血液を冷やすのにいいところなのだろう。 男性が日傘を使う姿も今年から見るようになった。 そんな民間療法を使って、暑さを乗り切らないといけない。 ベランダの緑化はヒートアイランドに効果がある。 ほんの少しの貢献だが…。 |
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