考えたこと2

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HSP
また新しいレッテルが増えている。
HSPというもの。
これはHighly Sensitive Personという性質で、生まれつき視覚や聴覚などの感覚が敏感で、刺激を受けやすいという特性らしい。
アメリカの心理学者が提唱した。
全人口の15〜20%、約5人に1人がHSPだという。

「心が疲れやすくて生きづらい…それは「HSP」かもしれません」というページによると、

「HSPには、特徴的な4つの性質「DOES(ダズ)」があります。

■ D:Depth of Processing/深く処理をする
  簡単に結論の出るような物事であっても、深くさまざまな思考をめぐらせる
■ O:Overstimulation/過剰に刺激を受けやすい
  刺激に対する反応が強く表れやすく、疲れやすい
■ E:Emotional response and empathy/全体的に感情の反応が強く、共感力が強い
  他人との心の境界線が薄く、相手の感情の影響を受けやすい
■ S:Sensitivity to Subtleties/些細な刺激を察知する
  他の人が気づかないような音や光、匂いなど、些細な刺激にすぐ気づく」

俗にいう、心配性とか、神経質とかいうもののようだ。

この記事では最後のところに「HSPは欠点ではありませんし、自分自身を制限するラベルでもありません。むしろ長所となる部分もたくさんあります。「HSPだから……」とネガティブに考えるのではなく、生まれつき持っている才能としてとらえるとよいでしょう。」と書かれている。

とはいえ、最近は何かといえば「生きづらい」という。
時代が変わり、SNSなどで刺激を受けることが増え、問題化したのかもしれない。
LGBTQも「生きづらい」だ。
HSPも「生きづらい」から、問題なのだろう。

名前が付く、ということはそれを顕在化させることであり、それは「存在」するのだから対処しないといけないということになる。
存在する理由は問題にされず、名付けることでそれは所与のものになってしまう。

でも、生きていたらつらい時もある。
それを我慢したり、克服したり、諦めたり、反発したりして、人間は成長するものだ。

問題になる人口比率が少ないほど、生きづらさの度合いは増えるが、その人たちに対処する社会的コストは増える。
結局は社会のコストの問題なのだ。

今の日本は豊かだから、そういうものが問題になる。
でも、全てを問題にしていたら、日本はどんどん貧乏になる。

それでいいのだろうか。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:03 | comments(0) | trackbacks(0) |