考えたこと2

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新しい発見
何度も書いているが、損益算が今の若い人たちにはわからない。
百分率や歩合がわからない、というのも確かにある。
パーセントや「何割」が出てくるといや、という人もいる。
それでも、小学校の時にやっているので、思い出せば何とかなるはず。

モチベーションを上げるために、バーゲンセールで何割引きとか、何パーセントオフとかいう表示で、正札の値段からレジで引くと書いてある時に、それがいくらかわからないと、買っていいものかどうかわからんやろ、と言っていた。
数年前まではその言葉に「そやなあ」というリアクションだった。
実際、それで困ったことはあるという。

しかし、スマホでグーグルやシリに聞けば教えてくれる、という返事が出るようになったのが去年あたり。
ああ、そうなんか、と思った。
6500円の10%オフは?と聞いたら答えてくれるらしい。
実際、ぼくのスマホでも即座に答えが表示された。
もう損益算はしんどいなあ、ということになった。

それが今年はもう一段進んでしまった。
スマホで払うから、別に現金要らんやん、という返事だ。
なるほど、こんなところまで来たか、と思う。

最初は定価ってなんですか?ということだった。
90年代くらいに値引きが大きくなり、定価を廃止するところが増えて、今は全部オープン価格。
定価という言葉が死語なのだ。
それを昭和の人たちが損益算という形で使っている。
わからなくて当たり前だ。

それから、言葉の定義から始めることにした。
原価は仕入れた元の値段で、定価は売りたい値段、売価は定価で売れんから値引きして売れた値段のこととなる。
利益は売価と原価の差になる。
前にも書いたと思うが、商売をしたことがないと、売れた値段が利益だと思う人が多い。
なんで原価を引くのか?という質問が出る。

つくづく、世の中の商売の仕組み(と言っても超簡単な説明だが)を教えるのは難しい。

しかし、キャッシュレスになったのは新しい発見だった。




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