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2021.02.17 Wednesday
世界の学校
世界の学校という本の書評を見た。
そういえば、フランスに長期出張した時に、学校にグラウンドがなく体育の授業もない、ということを聞いて驚いたことを思い出す。 たしか小学校だったと思うが、送り迎えが必須だと言っていたと思う。 学校は単にビルだったはず。 授業終わりの時間帯には前に車が並んでいた。 あれは1980年代だった。 ぼくはどこの国でも学校にはグラウンドがあって、体育の授業があるものと思っていたが、それは日本の常識だった。 別になくてもいいのだ。 イギリスに留学している高校生の話を聞くと、高校は2年間しかない。 5歳からスタートして、6年小学校、5年中学校、2年高校という感じ。 日本よりも1歳早い小学校で、中学が5年というシステムだ。 高校のカリキュラムはすべて選択式。 政治と経済と数学を専攻というふうに言っていた。 クラブ活動はピアノが弾けたりすると、奨学生扱いになって、音楽クラブに所属しないといけないらしい。 インドネシアでは制服を着た小学生がグラウンドのある学校に行っていた。 人数は少なかったが、あれは私立だったのだろう。 ひょっとしたら、キリスト教関係だったのかもしれない。 世界中にいろんな学校があるということは、日本のやり方もたくさんあるうちの一つ、ということだ。 そんなに簡単に変えることはできないが、それでも変えることを考えるのは必要だと思う。 ぼくは今の日本の義務教育は制度疲労を起こしていると思う。 学校の構成員から変えていく必要がある。 一生教育界の中にいる人たちだけで、教育をやっているのは間違いだ。 もっと社会の人たちを巻き込んで、教育をやるべきなのだと思う。 教育委員会にはもっと地域の人達が入るべきだ。 とにかく、今の義務教育は変えないといけないと思う。 この書評を見て、そう思った。 |
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