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2020.06.26 Friday
70歳を超えても働く
少し古いが、去年の秋の郵送世論調査によると、70歳以上まで働くつもりだと答えた人が60歳代の54%だったとのこと。
18年秋の調査に比べて9ポイント増えたということだ。 やっぱり、「人生100年時代」というのが効いているらしい。 同じ調査で、何歳まで働くつもりかという質問には、75歳以上が全体の16%、70〜74歳は21%だった。 逆に60歳代という回答は減ったらしい。 全体の平均を出すと、67.5歳という結果。 まあそうだろう。 前にも書いたが、人はいつ死ぬかわからない。 それが不安の元だ。 長く生きるリスクを考えると、できるだけ働いておこうということになる。 回りの人に迷惑をかけないためには、自分で自分の生活を支弁する必要がある。 それが最も大きい理由だろうと思う。 若い人だけでなく、高齢者もすでに年金のことが心配なのだ。 健康でいれば、そんなにお金はかからないが、病気になるとお金がかかる。 病気にならなくても、足腰が弱って歩けなくなったり、ボケたりするとお金がかかる。 日本人で一番一般的な道徳といえば「人に迷惑をかけない」ということだろう。 その「人」が身内になると、よけいに心理的負担になる。 ぶっちゃけた話、親類縁者に頼って生きるというのが嫌なのだ。 そうならないためには、長く働くしかない。 年金はどうなるかわからないが、自分で働いていればお金は入ってくる。 健康のことを考えても、働くほうがいい。 社会と繋がっていれば、ボケにくい。 もうそんなに長い時間が残っているわけではないが、それでも長い間働きたいと思う。 そう思っている高齢者は多いだろうなあ。 |
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