考えたこと2

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ズーム疲れ
Webでの面談が増えた。
オンライン飲み会というのもある。
それらをやっていると、時間は短いのに、疲れる、というのも事実。
単純に慣れていないということもあるのだが、「ズーム疲れ」という見出しがあったので、見てみた。

記事によると、ズーム疲れは

「社会科学者によれば、人間はこれまでに本能的で微調整のきくコミュニケーション方法を身につけたが、それを混乱させるテクノロジーを突然一気に採り入れた結果だ」

ということらしい。

人間の脳は、人間関係をどう維持していくかというところに大きな役割を果たしている、ということは脳科学者が言っていることだ。
その脳の働きによって、表情、目の動きや口調、態度などを見て、話す内容を聞いて、それらを総合的に判断して相手を理解する。

今言ったことは、本気なのか、冗談なのかというような問は、人間には簡単に答えられるが、AIには難しい。
それらは目つきや表情、仕草などからは明らかだが、話した内容からは決まらないからだ。
こういうコミュニケーションは、コンピューターが目を持たないとできない。

Webを使ったコミュニケーションでは、表情や仕草などと話す内容が微妙にずれる、というのはよくある。
声が遅れるとか、動くと画素が一瞬荒くなって、見えなくなるとか、そういう形。
人間はそれらの情報が一致することで決断しているのだろう。
それらの情報が時間的にずれることによって、脳が疲労するというのがズーム疲れの仮説らしい。

なるほど、と思う。
そういう情報が一瞬でもズレると、イライラするのは事実。
一瞬どういうことかわからない、という時間がある。

目線がズレるのも気になることだ。
どちらも、画面をみているので、目線が微妙にずれる。
カメラを見たときに、初めて画面越しにこちらに目線が合う。

そういうズレに付き合いながら1日Webでの面談をやっていると、やっぱり疲れる。
リアルでやっている方がいいと思う。

Webは便利だが、いろんな所で人間に苦痛を強いる。

これが続くと、新しい病気ができるかもしれない。


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