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2020.06.23 Tuesday
VWの格安EV
「ID.3」はガソリン車を超える、というふれこみの電気自動車。
VWがもうすぐ出す予定の格安EVだ。 ピュアEVというと、まだまだ価格が高く、1回の充電での航続距離が短いという位置づけ。 さらにガソリン車に比べると高価格。 しかし、VWによると新型のピュアEV「ID.3」は一番安いグレードでも、満充電で330km走れる。 上のグレードならバッテリーの容量が増えて、航続距離は550km。 これならガソリン車並だ。 ID.3はリア駆動。モーターがギアボックスとともにリアアクスルに組み込まれている。 バッテリーはフロントとリアの間に敷き詰められているから、重量配分もいいところかもしれない。 充電は交流でも直流でもOKとのことだ。 気になる値段だが、一番下のグレードで3万ユーロ以下。だいたい、350万円以下になる。 先進装備は全部ついての値段。 レーンアシストや車両周辺のモニタリングシステムなども装備する。 VWはディーゼルエンジンの虚偽の燃費騒動で大きな路線変更を強いられた。 電気自動車までのつなぎは、ディーゼル+ダウンサイジング+過給器、というような対応の予定だったが、いきなり電気自動車に行かざるを得なくなったのだ。 中国市場を見ていることもある。 電気自動車で早めにシェアを取ってしまおうということもあるのかもしれない。 カリフォルニア対応ということもあるだろう。 ドイツでは部品メーカーのコンチネンタルも、脱内燃機関で動いている。 国をあげて、電気自動車に向かっているという感じだ。 対する日本は現実路線。 ハイブリッドや、電池の代わりにエンジンで発電するような電気自動車を考えている。 水素もまだやってはいるが…。 さて、どちらに軍配が上がるのだろうか。 |
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