考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< September 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+SELECTED ENTRIES
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
一万人の第九 練習4回目
今週で4回目の練習。

発声練習からスタート。やっぱりコダマ先生の方がいい。
いつも通り、足の指で床をつかみ、骨盤の上に頭蓋骨を載せ、肺にいっぱい空気を入れ、口の中にたこ焼きをいれた感じで、あくびをした状態で声を出す。
鼻を意識して、鼻腔を響かせるようにする。

独特の表現で歌う姿勢をレクチャーしてくれる。
それを意識していると、そういう声を出せるが、実際にメロディーがついて、歌詞まで歌うとなるとなかなかそんなことはできない。

もう出せないという音域に入ると、喉で声を出すのではなく、身体に出してもらえとの指示。
人間は昔大きな声を出す方法を知っていたが、現代人は忘れてしまったとのこと。
たしかに、先生が声を出すとムチャクチャ大きい。
4パート、300人の声よりも大きい感じだ。

基本的にポップスの世界は、電気の力を使って声を大きくする。
それが現代音楽だ。

クラシックはそれがなかった時代の音楽。
それが声楽の技術を生んだんだろう。
先生は、歌は母音でできているという。
子音は先取りして発声し、基本的には母音で歌うということだ。
だから声楽では歌は母音でできている。

でも、マイクを使うと必然的に歌い方は変わる。
声を電気で大きくできるから、ささやくように歌ったり、シャウトしたり、いろんなことができる。
クラシックの時代から、現代になって歌が変わったのだと思う。
それはクラシックの声楽とは別のものだ。
それが実感を持ってわかった。

あれだけ大きな声を出して、喉を痛めない。
大した技術だ。

それにしても、記憶力が悪くなった。
高校生の時に音楽をとっていたが、あの頃はメロディーや歌詞はすぐ覚えられたと思う。
今は、メロディーも歌詞もなかなか覚えられない。

暗譜しないと指揮者の方を見て歌えないし、ぼちぼちそうしないといけない雰囲気になってきた。
練習の前日と当日だけ頑張るのは限界かもしれない。

ということで来週に備えよう。


| | 考えたこと | 14:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
認知症とロボット
認知症がなかなか対策出来ないのは、本人も知らない間に病状がゆっくり進むことが原因だと言われている。
完全に認知症になってからの状態は、ある程度解明されているが、なり始めの部分がわからない。
本人も気づかないし、周りも気づかないからだ。
何がきっかけで認知症になるのか、そこがはっきりしていないんだろう。
しかし、コミュニケーションロボットでそれが分かるかもしれないという。

ぼくは、年をとって家族が独立し、仕事を辞めてだんだんと社会との付き合いも薄れ、コミュニケーションの量が減ることそのものが、認知症にはよくないんだと思う。
年をとっても、何らかの社会活動をしている人や、会社の経営者などは元気だ(元気な人しか続けられないということもあるが)。
ペットを飼うのも、話し相手ができたり、運動をするきっかけになったりするので効果があるんだと思う。

コミュニケーションロボットは、その状態を把握することができる。
技術が進んで、ロボットが顔を見分けられるようになり、今までどんな会話をしたか記録できるようになった。
毎日、ロボットの方から誰かを認識して、声をかけることができる。
その反応を記録することもできる。
そこから、認知症の兆候を見つけることもできるようになるだろう。

急速に高齢化が進む日本。
高齢者のサンプルにはこと欠かない。
世界に先駆けて、認知症の対策ができれば、人類への貢献にもなる。

ぼくは、これは医学のテーマではあるけれど、社会学のテーマでもあると思う。
人間の社会的側面がなくなっていくと、認知症になる、という仮説だ。
卵が先か、ニワトリが先か、という議論ではあるが…。

そういう研究をしてくれないかなあ。

| | 考えたこと | 01:32 | comments(0) | trackbacks(0) |