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2017.09.07 Thursday
一万人の第九 練習4回目
今週で4回目の練習。
発声練習からスタート。やっぱりコダマ先生の方がいい。 いつも通り、足の指で床をつかみ、骨盤の上に頭蓋骨を載せ、肺にいっぱい空気を入れ、口の中にたこ焼きをいれた感じで、あくびをした状態で声を出す。 鼻を意識して、鼻腔を響かせるようにする。 独特の表現で歌う姿勢をレクチャーしてくれる。 それを意識していると、そういう声を出せるが、実際にメロディーがついて、歌詞まで歌うとなるとなかなかそんなことはできない。 もう出せないという音域に入ると、喉で声を出すのではなく、身体に出してもらえとの指示。 人間は昔大きな声を出す方法を知っていたが、現代人は忘れてしまったとのこと。 たしかに、先生が声を出すとムチャクチャ大きい。 4パート、300人の声よりも大きい感じだ。 基本的にポップスの世界は、電気の力を使って声を大きくする。 それが現代音楽だ。 クラシックはそれがなかった時代の音楽。 それが声楽の技術を生んだんだろう。 先生は、歌は母音でできているという。 子音は先取りして発声し、基本的には母音で歌うということだ。 だから声楽では歌は母音でできている。 でも、マイクを使うと必然的に歌い方は変わる。 声を電気で大きくできるから、ささやくように歌ったり、シャウトしたり、いろんなことができる。 クラシックの時代から、現代になって歌が変わったのだと思う。 それはクラシックの声楽とは別のものだ。 それが実感を持ってわかった。 あれだけ大きな声を出して、喉を痛めない。 大した技術だ。 それにしても、記憶力が悪くなった。 高校生の時に音楽をとっていたが、あの頃はメロディーや歌詞はすぐ覚えられたと思う。 今は、メロディーも歌詞もなかなか覚えられない。 暗譜しないと指揮者の方を見て歌えないし、ぼちぼちそうしないといけない雰囲気になってきた。 練習の前日と当日だけ頑張るのは限界かもしれない。 ということで来週に備えよう。 |
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