考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< September 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+SELECTED ENTRIES
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
平成の大合併
台風情報を見ていたら、市の名前がいろいろ出てきたが、何となく違和感がある。
聞いたことがない市が増えた。

南九州市、佐伯市、由布市、志布志市、臼杵市…、九州の市だ。
平成の大合併でできた市だろう。
1995年に始まり、2005年〜2006年に合併はピークになったとのこと。
阪神間に住んでいるのであまり意識しなかったが、市町村の数が3229から1727に減るほどの大合併だった。

平成の大合併では、伝統的な市名がなくなり、ひらがなのものが増えた。
身近なのは四国のさぬき市とか、兵庫のたつの市など。
さいたま市もある。小学校の頃、埼玉県の県庁所在地は浦和市だったが…。
南アルプス市というカタカナの市名もある。
市名決定でいろいろとあったんだろう。

そういえば、神戸市もどんどん広くなった。
昔は六甲山の裏側は神戸市ではなかったが、今は北区や西区ができた。
その代わり、灘区と生田区が一緒になって、中央区になった。
地名もどんどん変わっていっている。

しかし、地方公務員の数は94年から2011年で14%しか減っていない。
民間ではこの間、コンピューターの活用等で事務の仕事がなくなったことを考えると、減り方が少ないと思う。
これは日本の生産性が低いことの一因となっている。
地方公務員は税金で贖われているのだから、もっと減らして、実際にGDPを稼ぐ仕事をしてもらわないといけない。

ぼくらは、昔を知っているから、変わってしまったことに郷愁があるが、平成に生まれた人たちはそんな気持ちはないだろう。
古き良きものが失われるなどという話は、年寄りの繰り言だ。
便利になるなら、それでいい。
所詮、長い歴史の中で変わらないものなどない。
明治以前は藩だったし、その前は…何か違うものだったのだろう。
もともと、日本などという国の名前がついたのは7世紀だというが、それがみんなに意識されるようになったのは明治以降だろう。
それまでは、普通の人は世界すら意識していなかったに違いない。

その時代にも人は生きて死んでいった。
世の中は移り変わる。

やっぱり、ゆく川の流れは絶えずして…の世界だ。

この頃とみにそう思うようになった。



| | 考えたこと | 22:55 | comments(0) | trackbacks(0) |