考えたこと2

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国会中継
今日の国会の中継を見てしまった。
見てしまった、というのは見なかったらよかったという意味だ。

議場で議論しているのではなく、発言者不明で、立ったまま議長の周りを囲んでいる。
口汚い言葉でののしりあっているとしか思えない。
まるでヤクザの(と言ったらヤクザに怒られる)集まりだ。

与党、野党とも、いろいろ事情があるのだろう。
これだけ年寄りが集まって、喧嘩するところを中継する意図がわからない。
まともな議論はできないだろう。

伝統的に日本の国会では、こういうことが起こる。
この前、牛歩戦術をやった党はたしか次の選挙で大敗したと思う。
闘争するか、冷静に話し合って非を指摘するか、どちらが効果があるかというと、難しいところだろう。

でも、この状況を見ていて、情けないとは思う。

戦前も日清、日露の戦いにみんなが熱狂した。
そして、日華事変を経て太平洋戦争が始まるまで、民意(そういう言葉が流行っているが)は戦争には反対ではなかった。
軍と組んだマスコミが煽ったこともある。
みんな提灯行列をしたという。
軍の中には冷静に考えて、アメリカと戦うのは避けるべきだと考える人もいたが、熱狂する民衆がすべてを誤ったのだと思う。

それがまた繰り返されようとしている。

戦争の過去を精算していないから、何度でも間違う。
熱狂の中からは間違いしか生まれない。

冷静に話をすることでしか、民主主義は機能しない。
国会議員は言葉の人であって、力の人ではない。

そして、正しい歴史を教育しないといけない。
人文社会科学を軽視することは、民主主義の軽視だと思う。
だからといって、今の大学のやり方が正しいとは思わないが…。

そのために、歴史を学ぶのだろう。

国会中継を見て、そんなことを考えた。

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