![]() |
2015.09.18 Friday
会期
日本の国会には会期があって、それを過ぎると法案などは全部廃案になる。
Wikipediaによると、アメリカやイギリス、フランスなどでは通年で開かれているとのこと。 田中角栄は「国会議員は毎月月給をもらっているのだから、国会も通年でやるべきだ」と言ったとのこと。 それはもっともなことだ。 野党が反対するのは、牛歩戦術などが使えなくなるためで、あまり積極的な理由とは言えない。 逆に会期があるから、法案を成立させまいとして、どうせ否決されるに決まっている緊急動議を出しまくる、などの子供のケンカみたいなことがおこるわけで、趣旨はわかるが、あまり生産的ではないと思う。 通年国会になれば、もっと生産的な対案を出すとか、まともな議論をするなどの「まっとうな」国会になるのではないか。 今の制度内で抵抗しようとすると、与党も野党も子供のケンカみたいなことをやってしまう。 それなら、通年国会にすればいいと思う。 大多数の国民も、どうせ否決される動議など、出したって仕方ないと思っていると思う。 今の国会を見ていると、金の無駄だと思う。 いい大人がたくさん集まって、ののしり合い、暴力沙汰までして、決め事の約束手順を踏んで、結局は多数決で決まる。 どうせそうなるに決まっている。 やられる方も、やる方も、腹の中ではそう思っているのだろう。 それでも、大げさに驚いてみせたり、怒ってみせたり、呆れてみせたりする。 もうそんな茶番はやめてほしい。 もっと冷静に話し合えないものか。 ちゃんとした議論ができないものか。 国会議員がちゃんと議論しないと、国民もちゃんとわからない。 こんなことをしていると、わからないままいろんなことが決まってしまう。 そういうすら、わからないのだ…。 |
![]() |