考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< August 2014 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
+SELECTED ENTRIES
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
親父ギャグ
福井新聞によると、福井県の病院の院長が、エボラ出血熱の対策に関するFacebookへの投稿で「ちなみにエバラは焼き肉のタレです」と書き込んでいたことが16日、福井県への取材で分かった、とのこと。

また、投稿のコメント欄に「ズボラは私ですね」とも書き込んでいた、ということで、外部から指摘を受け削除したとのこと。

気持ちはわかる。
エボラ出血熱は遠いアフリカの出来事だから、まだまだ福井県には来ないだろうということで、早々に対策チームは立ち上げたが、遠い異国の出来事でもあり、油断があったのだろう。
エボラ、エバラ、ズボラというダジャレだ。
それ自体、会話の中で言ったのなら、雰囲気によっては笑える場合もあるし、また不謹慎だと怒る場面もあるだろう。

ぼくはこういう類の出来事にはすごく寛容だ。
時と場合によるが、たいがいの場面では容認すると思う。
もちろん、目の前で人が死んでいるというのに、そんなことは言ってはいけないのは理解しているし、そんなことをいう人は知り合いにはいないと思う。

でも、人間は気が抜けた時にしょうもないことをするものだ。
ダジャレを思いついたら、言ってしまったり、書いてしまったりするのも仕方ないことだ。
これは性格だろうと思う。
それをどこまで許せるか、ということだ。
自分もそういう傾向がある人は、許しがちになるのだろう。

Facebookなどというものがあるから、こんなことが起こる。
書いて残ってしまうから、不謹慎だという人が出てくる。
この院長も会議の席で言っていれば、それで済んだのに、ついつい書いて残してしまう。

こういう人はFacebookなどは向いていないのかもしれない。

いろんな関係者が見て、中にこれはダメだという人がいるのは自然なことだ。
会議ならガマンして流しているかもしれないが、書いて残るとなるとややこしい。

向いていないから、この院長、気をつけてほしい。
悪い人ではないのだ。
きっと仕事はできる人だと思いたい。

これに懲りずに、頑張ってほしい。


| | 考えたこと | 22:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
頑張れソニー
ソニーが自動車分野に参入するという。
自動車の「目」である画像センサーを供給する計画だ。

ソニーはどちらかというと一般消費財を作ることで、いままで伸びてきたが、ウォークマンで敗退し、液晶テレビで負け、最近は出口が見えない。
かろうじてゲーム機で頑張っているが、これもスマホゲームに追われている。
そのスマホも採算が苦しいという状況だ。
要は八方ふさがりに見えているし、株価もそれを表している。

今回の決断はとってもいいと思う。
ソニーのビデオカメラやデジカメ、その中心部であるCCDという素子の技術などを、自動車の「目」としてチューニングしたり、新たな機能をつけたりして、売り込むのだ。

日経にも「自動運転技術の中核部品であるセンサーをソニーが生産することで、自動運転車の実用化に弾みが付く。日本の電機大手が得意技術を生かせる新たな成長市場として開拓する。」と書いてある。

すでに、車載カメラ用のセンサーを開発したとのことである。
レーダーに比べて劣るという、暗くなった時の識別度を上げるというのが車載カメラの課題だから、自動車メーカーも喜ぶだろう。

パナソニックも家電というBtoC(個人消費者相手の商売)からBtoB(法人相手の商売)に舵を切って復活したと思う。
グループ会社にオートモーティブ&インダストリーズ社という会社を作って、車載カメラや電池をカーメーカーに供給しているのだ。

遅まきながら、ソニーも家電で培った技術を自動車や他の産業で使っていけば、まだまだ生き残れると思う。
電池の技術もあるし、画像デバイスの技術もあるし、いざとなればロボットの技術もあるはずだ。

きっと社内で部品会社として生き残るのか、という議論があったと思う。
今まで最終製品を作っていて、要はピラミッドのトップだった。
でも、部品会社になると、ピラミッドの下の方に落ちる。
だから、納入先の言うことを聞かないといけないし、無理難題もクリアしないといけない。
要は営業が大変なのだ。
頭を下げる営業ができないと、BtoBはできないと思う。

でも、圧倒的に強い部品を作れば別だ。
ここの部品を使わないと、この性能が達成できない、ということになると立場を逆転することもできる。
ちょっと前までのインテルがそうだった。
パソコンの銘柄よりも、インテルが入っているか、ということが一部の消費者の見る点だった。

ソニーなら、そんな部品メーカーにきっとなれると思う。
ぼくらが小学生のころ、先生が言った、アメリカ人はソニーをアメリカの会社だと思っている、という言葉にすごく勇気づけられた。
子ども心にほんとに嬉しかったのを覚えている。
ウチの初めてのトランジスタラジオも、テープレコーダーもソニーだった。

きっともう一度、復活できると思う。

頑張ってほしい。



| | 考えたこと | 07:52 | comments(0) | trackbacks(0) |