考えたこと2

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転職探し
リンクトインというところの調査によると、「日本では自分の仕事に満足していない人の割合が高いが、積極的に転職先を探している人は世界の平均を下回っている」とのこと。

なんと自分の仕事が非常に不満、という回答が7%で、世界平均の4%よりも倍ほど高く、調査国中で最も高かったらしい。

反対に満足している、と答えた人は65%であり、こちらも世界の最低レベルとのこと。

それでいて、転職先を積極的に探しているか?という質問には10%がイエスと答えたとのことだが、世界の平均は12%だったらしい。

要は日本の労働者は不満を持っているが、転職先を探すでもなく、ボヤきながら働いている人が多いということになる。

これは今の日本の雇用のシステムがほころんでいる証拠だろう。
IT化やグローバル化の進展で、中高年の正社員に賃金に見合わない労働者が増えてきた。
そのおかげで、若い人を中心に派遣やパートの非正規労働者が増えて、今や4割になろうとしている。
中高年の正社員も成果主義だとか、役職定年だとかいうシステムが導入され、高度成長時代のようにのほほんと過ごせなくなった。
いくら手厚く保護されているからといっても、経営側は中高年にも厳しくしないと生き残れない。
だから、若い人も、中高年もどちらもシンドイのだ。

これを解決しようと思うと、日本の雇用システムにおける正社員の枠を減らすしかないと思う。
みんな、非正規社員になるのだ。
非正規といっても、ある程度は社会保障もある、というような今の正規と非正規の中間的なものでないと、いきなりは変わらないだろう。
どちらかというと、中高年に厳しいが、若い人が夢を持って働けるようにならないと、今の少子高齢化の中、日本はやっていけないと思う。

高度成長期に機能していた終身雇用、年功序列というシステムがもう維持できないということだ。

中高年には夢がない話になるが、それでも、この雇用システムの変更は否応なく進んでいくだろう。
年金や医療、社会保険の問題もそうしないと何ともならない。
若い人がたくさんお金をもらうようにしないと、どうしようもないと思う。

早くしないと、傷が大きくなるだけだと思うのだが…。


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