考えたこと2

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脳の研究
茂木健一郎によると、脳の研究が進んできて、いろんなことがわかってきたとのこと。

コンピューターが進歩して、記憶に関してはもう勝てなくなった。
これは単なる記憶ではなくて、関連するものを集めるとかそういうことも含む。
また、事務仕事もいろんなソフトができて、コンピューターでできるようになってきた。
だから、ホワイトカラーの仕事が減少した。
そうすると、人間だけに出来る仕事とは何か、ということが脳科学の課題になってきたとのこと。

それは、総括するとコミュニケーションと創造力になる。

居酒屋で2時間も3時間も集まった友人と話す、というのがコンピューターには逆立ちしてもできないことらしい。
これがコミュニケーション。
これは人間の脳にしかできない。
たしかに、別に何も用意するわけでなく、会話できるのは事実。
こういう臨機応変の対応は、コンピューターでは無理らしい。

また、創造力というのも難しいものだ。
これは、過去の経験と意欲に分解される。
つまり、創造力 = 経験 X 意欲 という掛け算になる。
何もないところからは何も生まれないということだ。
今までの積み重ねの経験が99%あって、そこに最後の1%がひらめくと創造力が発揮される、ということらしい。
その際、大事なのは何かをしようとする意欲。
年をとって、経験はいろいろ積んでいるが、意欲がなくなると創造力がなくなる。
逆に、年をとっても意欲が旺盛であれば、創造力は衰えないらしい。

創造力というと、何もないところから、新しいものを生み出す力、というような感じだったが、そうではなく、積み重ねがあって、初めて可能になる、ということだ。

まあ、理屈どおりというか、人間らしい結論。

さあ、それでどうやってそれらを伸ばすのか。

これが問題だ。



| | 考えたこと | 23:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
卒業
卒業といっても、ダスティン・ホフマンの映画ではない。
歌である。

歌といっても、いろいろあるが、斉藤由貴の「卒業」という歌。
80年代の歌がいろいろ入っているCDを借りてきて聞いていたら、この歌も入っていた。

松本隆作詞、筒美京平作曲。
ゴールデンコンビといって差し支えないだろう。
どちらもヒットメーカーだ。
1985年の斉藤由紀のデビュー曲。

この歌を覚えている人がどれくらいいるだろう。
日清食品のCMソングに使われたらしい。

この歌詞が面白い。

 だけど東京で変わってく
 あなたの未来は縛れない
 ああ卒業式で泣かないと
 冷たい人と言われそう
 でももっと哀しい時間に
 涙はとっておきたいの

この松本隆・筒美京平というコンビは、1975年に「木綿のハンカチーフ」のヒットを作っている。
「木綿のハンカチーフ」は、東京に行った男性のことを女性が慕っている歌だ。
最終的には東京に行った男性は、東京の魅力に負けて、女性が失恋するという失恋の歌。

それからちょうど10年経って、この「卒業」を作った。
「木綿のハンカチーフ」は70年代の時代風景を代表する曲と言われている。
10年経って、だいぶ景色は変わった。

東京に行く、ということはもうお別れだということだ。

「あなたの未来は縛れない」という。

遠くへ去った男性を慕うことは、もう無理だ、ということだろう。

今はどうなっているだろうか。

もし、この曲の続編を作るとしたら、遠くに去るのが女性になっているかもしれないなあ。


| | 考えたこと | 00:55 | comments(0) | trackbacks(0) |