考えたこと2

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光速より速いものはない
年初にニュートリノという粒子が光速より速かった、という実験結果が発表された。

発表した組織も、半信半疑で発表したらしい。
というのは、光速より速いものが出現すると、今の物理学が根本から覆るからだ。
アインシュタインの相対性理論は、光速が定数になっていて、物質とエネルギーの関係や時空というのは歪んでいる、ということを立証した。
この大前提は、光の速度を超えるものは存在しない、ということだ。

しかし、その後の追実験によって、どうもその計測結果はマチガイであった、ということが発表された。

発表した方も、やっぱりそうだったか、と思っているのではないか。

光速を超えるものが存在するということは、理論的には未来に行ける可能性もあったのだが、それは無理だということになった。

ま、タイムマシンというのはSFの世界のものだろう。
未来にタイムマシンが出来ているとしたら、それに乗って人が来ているはずだからだ。

でも、年初の発表はびっくりした。
草場の陰でアインシュタインもびっくりしただろうか。
いや、そんなことはないだろう。

時間と空間を統一した理論は、そう簡単に崩せない。
彼は自信を持っていただろう。

神はサイコロ遊びをしない、と彼は言った。
それは、いい加減なリクツでは世界は作られていないということだ。

今回はそれがほころびかけたが、こんな広い宇宙の片すみの、ちっぽけな惑星の上で、宇宙がどうなっているかという事を解明したアインシュタインはやはり天才だと思う。


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