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2012.02.22 Wednesday
卒業
卒業といっても、ダスティン・ホフマンの映画ではない。
歌である。 歌といっても、いろいろあるが、斉藤由貴の「卒業」という歌。 80年代の歌がいろいろ入っているCDを借りてきて聞いていたら、この歌も入っていた。 松本隆作詞、筒美京平作曲。 ゴールデンコンビといって差し支えないだろう。 どちらもヒットメーカーだ。 1985年の斉藤由紀のデビュー曲。 この歌を覚えている人がどれくらいいるだろう。 日清食品のCMソングに使われたらしい。 この歌詞が面白い。 だけど東京で変わってく あなたの未来は縛れない ああ卒業式で泣かないと 冷たい人と言われそう でももっと哀しい時間に 涙はとっておきたいの この松本隆・筒美京平というコンビは、1975年に「木綿のハンカチーフ」のヒットを作っている。 「木綿のハンカチーフ」は、東京に行った男性のことを女性が慕っている歌だ。 最終的には東京に行った男性は、東京の魅力に負けて、女性が失恋するという失恋の歌。 それからちょうど10年経って、この「卒業」を作った。 「木綿のハンカチーフ」は70年代の時代風景を代表する曲と言われている。 10年経って、だいぶ景色は変わった。 東京に行く、ということはもうお別れだということだ。 「あなたの未来は縛れない」という。 遠くへ去った男性を慕うことは、もう無理だ、ということだろう。 今はどうなっているだろうか。 もし、この曲の続編を作るとしたら、遠くに去るのが女性になっているかもしれないなあ。 |
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