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2012.02.07 Tuesday
国会中継
ぼくは国会中継をあまり見たことがないが、ちらちら見ていると、あまり生産的なことをしているようには見えない。
いちいち議長が「ナントカ大臣XX君」と言って、それからおもむろに席まで歩いていって、ほんの短い答弁をして、それから質問者が長々と話すという場面が続く。 ひどい時は、質問者が時間を使いきってしまい、肝心の質問に答える時間がなくなり、言いっ放しで終わる。 時には内容を議論するのではなく、形式を延々と議論する。 一体、議場にいる何人の人が本当に国のことを考えているんだろうか…、と思う。 ヤジもひどい。 手短に言えば、1分で済むことを10分ほどかけて話す。 質問者は自分の売名行為しか考えていないように見える。 こんな国会中継を流していて、政治に関心を持てということ自体難しいと思う。 誰が国会中継を見ているのだろうか。 そういえば、視聴率は聞いたことがない。 こんな中継を見たら、だれも政治家や役人になろうとは思わないだろう。 予算委員会というと、予算について議論する場であると思うのだが、実際の予算に関係のない話が延々と続く。 国家予算をどうするか、というのは本当に重要なことである。 今予算委員会をやるのなら、国債をどうするべきか、予算規模はどうするべきか、大きな政府がいいのか、小さな政府がいいのか、雇用促進のためにはどうするのか、年金制度はどうするのか…、大きな問題についての議論など全くない。 しようとする気がないのだ。 誰も本気で解決しようと思っていないからだと思う。 国が潰れても、自分たちが国会議員であり続ければそれでいいと思っているのだろう。 本当に大事な事を議論できないというのは、大変困ったことだ。 残念ながらそういうことは、いたるところで起こっている。 日本人はそういう議論に向いていないのかもしれない。 しかし、これだけ経済がグローバル化してしまった現在、ここで思考停止するといろんなところに迷惑をかけると思う。 どうやって、解決していくのか。 民主主義というものを続けるのなら、国民が政治に関心を持たないといけない。 そのために、どうするのか。 教育だろうなあ…。 |
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