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2011.06.10 Friday
今日のグーグル
今日はグーグルのトップページのロゴがギターのようになっていて、弦をはじくと弾けるようになっていた。
何でかなと思ったら、今日はレスポールの生まれた日。 それを記念して、グーグルのロゴがエレキギターになっていたのか。 単なるエレキギターではなくて、サウンドホールが2つあって、ブリッジも2つある。 何となく多重録音を始めた、ギタリストであり、エンジニアでもあった、故レス・ポールをイメージさせるようなデザイン。 もっと、何か隠された仕掛けがありそうだが…。 レスポールというと、エレキギターを弾く人が一度は通る道だ。 ハムバッキング・ピックアップという、太い音が出るものを使う。 元々はノイズを打ち消すために、2つのコイルを使って工夫されたピックアップだったが、今はどちらかというとパワーが大きいという事で使われているような気がする。 どちらかというと、ハードロック系のギタリストが使っているのではないか。 このギター、普通のギターとはだいぶ変わっている。 ネックがボディに対して約3度という角度でずれている。 そして、ネックに対して、ヘッドの角度が15度くらいついている。 したがって、弦のテンションが高くなる。 要は、レスポールはボディ−ネック角度、ネック−ヘッド角度をつけることで、弦に高いテンションを与え、「鳴り」を良くするという工夫をしている。 それに対して、フェンダー社のギターは全て角度はゼロ。 まっすぐに弦を張る、というポリシーだ。 そのため、レスポールは調整する部分が多く、ややこしいギターでもある。 ぼくも、このギターがかっこいい、と思った時期があった。 そして、京都の十字屋の成人式セールで1万数千円でレスポールのコピーモデルを買った。 ニセポールというやつだ。 黒のレスポール。 うちの次男もやはりその口だった。 1台目のギターにレスポールを買うという。 一応、ぼくは、「今はシングルコイルの音の方が流行りだし、フェンダーのモデルの方がいいのではないか」とアドバイスしたが、若気の至りで買った。 そして、今はストラト(フェンダー社のギター)モデルにしておけばよかった、と言っている。 ぼくは次男がギターを買った時の気持ちもわかるし、今の気持ちもわかる。 誰もが通る道ではないが、ぼくと同じ道だ。 レス・ポールは亡くなってしまった。 享年94歳。 今の、空洞のないエレキギター(ソリッドギター)の名作を作った。 グーグルを見て、思い出した。 なかなか粋なはからいだと思う。 |
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