![]() |
2009.12.05 Saturday
本屋の改装
今日は久しぶりに本屋に行った。
まず新書の棚に行く。何か面白いものは出てないかな…と探す。 内田樹の新刊書を探したが、売り切れだった。 結構人気があるのかもしれない。 しかし、どうもオカシイ。 いつもと雰囲気が違うなあ、と思いつつ文庫を見る。 文庫の棚は一番後ろ側のハヤカワ文庫から見るのだが、そこで「あれ?」と気づいた。 ハヤカワ文庫が減っている。 どうなっているのか?と回りを見渡したら、なるほど、店の中が少し変わっている。 増えたのは雑誌類。 これは棚一つ分増えたような気がする。 景気が悪化しているが、趣味の雑誌などは増えたのだろうか。 クルマの雑誌が減り、パソコンの雑誌が減り…、ここに来て趣味の雑誌が増えたのか。 多様化が進んだのか。 少子高齢化だから、それは当然かもしれない。 そういえば、モノマガジンとかダイム、サライなど、わけのわからない雑誌が増えている。 団塊の世代をターゲットにしたこだわりものの雑誌などが増えているのか。 新書は変わらない。 しかし、出版社が増えた。 集英社新書、幻冬舎新書、扶桑社新書など、どんどん出てくる。 ここは激戦区だ。 文庫は少し減った。 海外のミステリー、岩波文庫、PHP文庫、朝日文庫、知的生き方文庫、日経文庫、講談社学術文庫などの棚が縮小された。 これは売れ行きのせいだろう。 しかし、翻訳物が減ったのは残念。 まあ、もともと翻訳物はそろってなかったのだが、それでも数はだいぶ減った。 そして、子供向けの本が減った。 少子化だから仕方がない。 その代わり、小学生高学年から読めるファンタジーの棚が増えていた。 なるほど、それで小さな子ども連れが減ったのか。 ビジネス書の棚も減った。 その代わり増えたのがパソコンの本。 入門本や解説本の単行本類。 これはかなり広い。 参考書は少し減って、コミックが増えた。 大学の入試参考書がかなり減ったように思う。 これも時代か。 そして、大人のための本が増えた。 英語や法律、資格を取るための本など、世相をあらわしている。 コミックのためだけの新刊書のコーナーができている。 スゴイ量だ。 日本のマンガは世界の文化だというが、さすが世界一。 今日は1時間半ほど回っていたが、結局新書を1冊だけ買って出た。 目当ての本はなく、残念だったが、本屋の改装を見ていると、世相がわかる。 |
![]() |